いろいろ、御本いただいております。ありがとうございます。
メディアファクトリー新書の新刊4冊。松嶋憲昭『桶狭間は晴れ、のち豪雨でしょう』は斬新な発想とタイトル。
北沢夏音『Get back,SUB! あるリトル・マガジンの魂』本の雑誌社。宮里くんが入社して、本の雑誌社の単行本が、めだって元気になってきた。これは神戸で出ていた伝説のサブカルマガジン「SUB」の正体と編集人を追ってのドキュメンタリー。ぼくは、知らなかった。「さぶ」と表記すると、あっち系の雑誌になるが、そうじゃない。今月末、著者含め、この原稿が連載された「QJ」の当時編集長の森山くん、ライターの魚雷くん三人のトークがあります。http://nishiogi-bookmark.org/
山口佳宏・鈴木啓之『昭和のレコードデザイン』Pヴァインブックス。これはタイトルどおり、アナログレコード盤のジャケットカタログ。オールカラーです。大真面目で作ったんだろうけど、この時代のジャケットセンスは、笑える。不思議なデザイン感覚。
そして、大散歩通信社からの新刊は、高橋輝次さんの『ぼくの古本探検記』。表紙絵は林哲夫さん。古本屋の前で、荷物をぶらさげる高橋さんが描かれている。そっくり。そして古本屋は「街の草」でしょう。奥様と娘さんを同じ年に亡くされているとは、初めて知った。古本逍遥が、高橋さんを元気づけている。買う苦労話やエピソードももちろん、買ってから、さらに一冊一冊踏み込んで、また世界が広がっていく。この粘り、食い下がりは、編集者気質によるものか、頭が下がる思いだ。林さんが、表紙画の秘密(それは気付かなかった)を含め、さすが、ていねいに紹介している。http://sumus.exblog.jp/
午後、初夏のような陽気のなか、国立へ。自転車を停め、いつもの通りのコースをまわり、ひさしぶりに大学通りを銀杏並木の下、歩いて往復する。だいたい2・5キロの散歩。西側の通りに、骨董店、アンティークショップが何軒かあり、今日は空いていた。表の台に、昭和30年代の明星と平凡の付録歌本が30冊近く
出ていて、一冊100円という安さ。一瞬、全部買い占めようと思ったが、それははしたないと思い直し、6冊だけ買う。
金土のハードを引き摺って、まったく元気なし。