朝、TBS、目覚ましかけたのに、切ってしまったのか。妻に車が来て、待ってるよと起こされたのが、出発するはずの6時半をとっくに過ぎた7時。ええ、迎えの人、もっと早く、チャイムを押してくれればいいのに、と自分のミスを棚にあげて3、4分の支度で玄関を飛び出る。中央高速はすでに調布まで渋滞。さあ、困った。前々回、間に合わず、電話で出演したばかり。そうそう、電話出演というわけにいかない。いちおう、車のなかで、いざという場合の準備を、本を読み返しながらしたが、揺れる車内で文字に集中して気持ち悪くなった。けっきょく、出番の数分前にスタジオ入り。なんという綱渡り。くたくたに疲れる。
帰宅して、「ライスカレー」二回分を見て、寝る。
午後、モンガさんに連絡を取り、夕方、西荻で会うことに。トランクルームを借りているというので、光文社新書「蔵書の苦しみ」の取材をさせえもらう。せっかくだから少し早く出て、国立「みちくさ」で、『タルホ入門』。ここに、足穂がいかに本を持たないか、という文章が収められている。松崎天民『銀座』中公文庫は見れば何冊でも欲しくなる。
荻窪「ささま」では佐藤嘉尚『人を惚れさせる男 吉行淳之介伝』新潮社ほかを買う。これは電車のなかで読む。新潮文庫にいかにも入りそうな一冊。モンガさんとは、西荻音羽館」で待ち合わせ。「物数奇」で一時間半ほど、根掘り葉掘り聞く。モンガさん、古本屋をやるつもり、だそうですよ。物件探しも始めているという。すでに二万冊の蔵書があるというから、すぐにでも店舗さえ決まれば、始められる。こういうことは公表したほうがいい。どこで、どういう情報が入ってくるか、わからないもの。モンガさん、もし差し障りあったら、メールください。すぐ削除します。
ようやく仕入れたばかりの話を、原稿にまとめて送付。今日が締め切りだったんだ。