夏バテか、廃人のようにいちにち、ベッドで眠ったり起きたりしながら、ひたすら本を読む。夕方、家族で回転寿し。そのあと東大和「ブ」へ。ジャズのCD2枚と、未見のコロンボDVDを。
頭、首、脇と右側にペインが集まるのを気味悪く思っていたが、どうやら、先日酔って自転車で木にぶつかった際、怪我した指のせいらしい(皮がべろりと剥け、赤肉が剥き出し)。指先のために、始終痛みを意識し、それが右側だったから、右の配線が連鎖したのでは。医学的根拠は薄いが。更年期障害というやつか、あちこちガタがきはじめている。精神年齢の幼さが、体の老化についていかない感じ。
このところ、受贈書が多く、いちいち紹介できないのを心苦しく思っている。
午前中、庄野至さんから電話をいただく。今週「サンデー」に『私の思い出ホテル』をご紹介したお礼の電話で、恐縮する。事前にハガキで、書評を書いた旨をお伝えしてあったが、それを心待ちにしていたくださったみたい。今朝、天王寺の本屋まで行って、シャッターが開くのを待って、5冊買いました、と言われる。うれしくなった。『私の思い出ホテル』は、馥郁たる文学の匂いのする、とてもいい小説集で、堪能した。「夜」の作家も健在なり。ぼくも家のローンを払い終わったら、こういう短編を、書いてみたい。それまで生きているかどうか。