まずは訂正。出版人に聞くシリーズで、高原書店を取り上げてくれ、みたいなことを書いたが、すでにちゃんと出ているし、ぼくも読んでいる。失礼しました。ずっと、この間、気になっていたこと。
http://www.amazon.co.jp/名古屋とちくさ正文館-出版人に聞く-11-古田-一晴/dp/4846012727
は、新幹線の車中で読了。勉強になった。
さっき、京都から帰還。私用で実家に戻っていた。用を済ませ、今日は元町「海文堂書店」を訪問、お世話になった福岡店長始め、平野さん、北村くんに挨拶。夏葉社から出たばかりの海文堂写真集を買う。いまさらながら、店内を巡ってみて、そのラインナップの充実に感心する。注文や在庫管理は、さぞ大変だったろうと思う。福岡店長、連日、影を慕いてやってくるお客さん、知人、友人と飲み会。この日も「はしご」だそうだ。手帳を見せてもらったが、スケジュールがびっしり。北村くん、会う人ごとに「次は古本屋(をやる)ですね」と言われるそうだ。まあ、ちょっと、ゆっくりしてください。善行堂と相談に乗りますので。
このあと、神戸を散策。海岸通から旧居留地へ。このエリアを散策するのは初めて。写真をバシバシ撮る。真珠記念館にしびれる。
グレゴリ青山さんの傑作『ブンブン堂のグレちゃん』がちくま文庫に入ることになり、その解説を頼まれている。青山さんは「阪急古書のまち」にあった「加藤京文堂」でバイトをしていた。そういえば、「阪急古書のまち」も久しく行っていない。神戸から途中下車して梅田。ひさしぶりに訪問する。品揃えはさすがだが、店売りは厳しそう、と思った。30年以上前、梅田へ出るたびに寄っていた。個性的な店が集り、本棚を見るのが楽しみだった。
京都へ戻り、「善行堂」でまったりと、あれこれ話す。経済的なことなど50代を生き延びる方針を語る。かつて白川近くに下宿していた、というご老人が見えられ、熱心に古本散策をしておられた。「ちょうど、探していた本が見つかって」と中公新書数冊をお買い上げ。善行堂がすばやく対応し、いろいろ喋っていた。そこが「善行堂」の魅力だろう。
京都でいちにちのんびりと思ったが、帰れば仕事も待っていて、それに疲れた。すたこらさっさと帰還。帰りの車中で、またスペンサーシリーズを読了。