涼しい朝。少し寝坊する。
昨日は最後の青春18を使って吉祥寺へ。もったいない使い方だと思うが、しかたない。電車のなかでは、スペンサー・シリーズ『誘拐』を。このシリーズ、前半はたいがい読んでいるが、これは未読だった。気分のよくなる読みもの。
夜、ジャズのかかるバー「ファンキー」で、光文社Mさんと『蔵書の苦しみ』3刷の祝杯を。料理メニューが豊富で、とても感じのいい店だが、客は少ない。カップルで来る店、という感じがした。Mさんから、担当した光文社新書の新刊、村上純『人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ』をいただく。Mさん、取材とデータチェックで、この夏、何十軒と各地の「ラーメン二郎」を制覇したそうだ。ぼくは食べたことない。「行列に並ぶ忍耐、店内の緊張感、兇暴までの盛り」が同店の特徴で、表紙写真を見るだに、これは、もうぼくはダメだ、と思う。
光文社新書の「本」シリーズ、第三弾の打ち合わせも。早ければこの秋から、同社のウェブで連載が始まる。
Mさん、地元の「方南音楽祭」の話。芸能話で盛り上がり、カラオケへ流れ、おもに70、80年代アイドルの歌を熱唱。最初、咳ばかり出て、まるっきり謳えなかったが、途中から声がようやく出る。楽しい一夜だった。