昨日は、「みちくさ」付随イベントで、古ツア&夏葉社のトークへ。その前、ミニ古本市で、見たことのない足立巻一『戦死ヤアワレ』を買って、「やまがら」さんを誘って初めて入る地元喫茶で歓談。地元民に占領された店内は、外様にはちょっと肩身が狭い。しかし、ていねいに入れたアイスコーヒーはおいしかった。
トーク聞き終え、館内の喫煙廊下で、北條くん始め、知り合いと少し話す。丸坊主になった島田くん、絶好調で、何をしても可愛い。
夕方から阿佐ヶ谷「かん芸館」で、青柳いずみこさんのミニコンサートと、新阿佐ヶ谷会。上林暁の孫・大熊さん、上林の親友だった浜野修の子息の方と歓談。いつもいらっしゃる木山捷平の子息・萬里さんがこの日は見えなかったが、青柳さんはいるし、なんというか、濃密な文学空間にくらくらする。船酔いみたいな状態になって、しばし途方にくれる。
今日は、上野。東京藝術大学美術館で「国宝 興福寺仏頭展」をさらりと見て、近くの「上島珈琲」へ。外装からして周囲の建物に溶け込んだ、すばらしいたたずまい。ここで飲んだアイス珈琲はおいしかった。うまく時間を合わせて、東京美術館講堂で「したまちコメディ映画祭」の堺正章特集を。「ザ・スパイダースの大進撃」と「街の灯」の2本立て。前者は中平康、後者は森崎東が監督。闇のなかで、さかんにメモをしたが、あとで読んだら、ナニが書いてあるかわからない。帰り際には、雨は止み、強い陽射しがさしていた。