okatake2013-09-26

待機の原稿、5枚ほど書いて外出。一年に一度、大正大学の表現学科の一年生を相手に、古本の話をしている。これで4回目か5回目。
顔触れは年々変わっているが、担当教授のW先生は、毎年聞かれているわけだから、なんとか、少し違う話をしたい。段ボールひと箱分、家から選んで送った古本をプロジェクターで大写しにして、喋る。90分、喋り続けると、やはり疲れた。熱心に聴いていた生徒は三分の二ぐらいか。木山捷平福田定一『サラリーマン論語』の話もしたので、よく聴いてくれたものだと逆に思う。
帰り、いつもそうだが、せっかくだから都電荒川線で早稲田へ。年に一、二回だが、都電荒川線に乗るのはいつも楽しみ。遊園地のお猿の電車に乗る気分だ。
庚申塚商栄会商店街を停留所目指して歩いていると、右手に古本屋が。これはノーチェックだった。あるいは、かつてはチェックしたのに忘れていたか。それは「かすみ書店」。名前もいい。何か買いたいと思って入ったが、空振りに終わる。うーむ、これは厳しい。帰宅してチェックしたら、ちゃんと古ツアさんが踏破ずみ。そりゃそうだ。しかもちゃんと買っている。
今週号「週刊モーニング」の「スクランブル交差点」「モー点!」というページに、『草子ブックガイド』について書いています。同号には「草子」の新作も掲載され、そのタイミングを見て載った原稿なので、自分で書いたのじゃないみたい。へえ、こんなこと書いたんだ。
書評の仕事の合間、休憩で読み継いでいるR・B・パーカー。もう、6、7冊、続けて読んだか。いま手を出しているのが『キャッツキルの鷲』。うーむ、これは読んだ覚えがあるが、まあいい。がんがん読めるだけ読もう。「ブ」では、なかなか少ない。やっと1冊、という感じで買い足している。