高円寺「均一祭」経由、ヨコハマ。青春18の残りを使って移動。
石川町から、裕福な人しか上がり下りしないような、フェリスの脇の石段をえっちらおっちら上り、馬の背になった山手の超高級住宅街を抜け、坂を下り、また上り「神奈川近代文学館」。今日、ここで司修さんの講演があった。220席は満席。講演終わってサイン会。一人で4冊5冊と持ち込む人もいて、また、司さんが、それを一冊いっさつ、とても丁寧にサインなさるので、ぼくは整理番号36だったが、一時間以上待った。司修さん、いいかげんなことはできない、という感じであった。あたりまえだが。
ぼくの番がまわってきて、『赤羽モンパルナス』を差し出した。サインされているとき、挨拶をし、数回お願いしてきた取材の件で少し話しかけると、「あ、ちょっと待って、いま、これ(サイン)」とおっしゃる。サインも作品なのだ。ぼくみたいに、喋りながら、5秒ぐらいでサインを終えるのと大違い。
帰りは「あかいくつ」というループバスで、横浜の名所を巡りながら桜木町駅。横浜は観光都市として成功しているらしく、どこもかしこも人がいっぱい。八王子経由で帰還。横浜線で八王子経由で帰ると、妙に疲れるのはなぜだろう。
横浜では「たけうま」さんに初訪問と予定を立てていたんだが、もうしわけなかった。関内古本散歩もひさしぶりにしたかったが、とにかく驚くほど元気がない。ゲホゲホ咳をし、ヨタヨタ階段を上り、土曜日が終わる。