okatake2013-01-04

新春最初の原稿は、「日刊ゲンダイ」で、谷口ジロー『猟犬探偵2 サイド・キック』を書く。書いている際中に、新日文から電話。『上京する文學』の増刷が決まったという。こいつは春から縁起がいいや。
糞詰まりだったのか、さっき、バラバラと大量に1月1日からの受信メールが打ち出されてきた。
いま嵐山光三郎『悪党芭蕉』、清岡卓行『海の瞳 原口統三を求めて』などを平行して読んでいます。清岡は、いまや誰も読まない『二十歳のエチュード』を遺して自殺した原口の、大連一中、一高、東京大学の先輩だった。「小石に躓きながら散歩する」が原口の口癖だったという。
午後、国立さんぽ。大学通りを歩道橋まで歩き、Uターンして帰ってくる。正月、ずっと寒いが、いい天気続く。昨年より、届いた封書の切手をはがすのを続けており、少し溜まったので、切手帳を買いにいく。いまどき、そんなの、売ってるかしらん。大学通りの文具店で、えらくくだけた格好の年輩の店員(ひょっとして店長)に聞くと、さすが。「はいはい、ありますよ」と、置いてある場所へ。しかし、デザインがよくないねえ。それでもサイズと色しか選択肢はなく、緑のを買う。ちょっとうれしい買い物。せっせと使用済み切手をコレクションするつもり。小学生のとき以来なり。
「ブ」でNHKの放送テキスト二冊。金子兜太『漂白の俳人たち』と、十川信介二葉亭四迷』。あと文庫一冊。郵便局でラスカルの切手シート一枚。
ドトール」で杉浦日向子百日紅(下)』を読む。すばらしい。