「江東フォーク」で、とくに身に沁みた曲をユーチューブアップ版で拾っておきます。いやあ、年を取ってよかった、とこのときは思いました。西岡たかしさんは、ほとんど神様に見えました。喋ると「山上の垂訓」。歌えば「ハレルヤ」。聴衆は信徒だ。あと、「猫」のアンサンブルがよかったなあ。「各駅停車」「雪」「地下鉄にのって」といずれも名曲。ここは故・田口清ボーカル版を。それぞれ曲目を紹介せずに歌い出す人もいて、大塚まさじさんが、この前奏を弾き出したとき、「!!!!」と体中を血液が駆け巡った。これは、時代を背負った、そういう歌なんですね。もちろんその向うに西岡恭藏の姿が見える。


男らしいってわかるかい 大塚まさじ

地下鉄にのって 猫
http://youtu.be/5WtYWvRXBZM
まぼろしの翼とともに 五つの赤い風船
http://youtu.be/gGQHYXSW2ds
誰かが風の中で 小室等
http://youtu.be/PQxg0ARBPDY
風 杉田二郎
http://youtu.be/6n1YaK-MFaI

で、本当なら、こう続くはずなのだ。
プカプカ 西岡恭藏+大塚まさじ
http://youtu.be/JXWJRXKUh-Y
高田渡
http://youtu.be/eekY8DHF5IA

週明け締め切りだと思って構えてたら、明日が書評の締め切りだったマンタム『がらくたからたから』(晶文社)をあわてて読んでいる。編集協力が、「男の隠れ家」古本特集で親しくなった角川くん。古道具屋の話だが、当然ながら古本屋と似ているなあ。BGMは渡辺香津美「おやつ」。