ビブリオ古本市初日、無事終了。トークショー、打ち上げと終えて帰還。長い一日だった。
昨日は趣味展を覗き、古書らしい古書、可楽が「子別れ」を通しでやった落語CD、その他を買う。古書らしい本とは、銀装堂から。表紙には英語のタイトルだが、『罪の子となるまで』という警視庁警視の前田誠孝の著作。要するに不良少年少女の実録。
目次を見ると、いきなり「醜女の生涯」で始まる。「男装」「幻滅」「母は狂ひて」「孔雀娘」と、陰々滅々たる章が並ぶ。おもしろそう。
サン毎で選書して「ギンレイ」「ルート・アイリッシュ」一本だけ見る。見おえて出ようとすると、光文社のMくんとばったり。おやおや。近いうちに打ち合わせをと別れる。このあと、再び、夜、竹橋で「サン毎」書評メンバーによる新年会がある。まだ二時間あるのか。本来なら、東西線で一本のところ、時間があるのでてくてくと歩くことに。神保町を通過して、と専修大交差点にさしかかったところで、また珍しい人にばったり。娘の幼稚園時代のパパ、ママで毎年忘年会をしていた、そのパパさんの一人。これはこれは。これから用事があるというので、少し古本屋をひやかして、喫茶店で会うことにする。東西線で移動していたら、おそらく、この先、一生再会することはなかった。その奇縁に驚く。
「ビブリオ古本市」については、チラシも方々に置いてもらったし(「ビブリオ」の住所が間違っていた、と指摘された。ごめんなさい)、朝日マリオン、読売新聞などに告知や記事が出たが、それでも、この寒い中、古本市に来てもらえるか心配だったが、オープン同時に次々と客があり、これまでとそんなに遜色なかったのではないか。こないだ、ここに書いた、しばらく姿を見せずに心配していた深大寺の女の子も来てくれて、顔をみてほっとする。トークには、前回「二人古本市」をいっしょにやった「泡山」くんも来てくれた。トークの集客も心配したが、けっきょくほぼ満席。群馬から来ましたという女性がいたのに驚く。古本屋のことに興味がでてきた若い人が、急激に増えてきたという実感あり。よきことなり。
明日(じつはもう今日だけど)、もう一日、がんばります。追加あり。値下げも一部あり。掘りごたつの読書室、気軽に使ってくださいね。まる。