ちくま文庫に入った早川義夫『たましいの場所』(名著です)の「文庫版あとがき」を読んでいたら、元本(晶文社)が2011年に品切重版未定扱いになったとき、手元に一冊しかなかったのでアマゾンで注文したことをHPの日記に書いたら、版元からメールが入り、重版が決まったと書かれている。そんなこと、あるんだなあ。
いま、本当にひさしぶりに小野リサを聞いている。小野リサ、外で(カフェや古書店)かかっていて、耳に入ってきたときは「いいなあ」といつも思うのだが、家で、まるっきり一枚、まともに対して聴くと、ちょっとそうでもないかと思ってしまうのだ。これ、部屋の環境にもよるでしょうね。開けたベランダがあって、カーテンが夏の風に揺れていて、リビングにはあんまりものがなくて、大きなテーブルに水差しがあって、という環境なら、やっぱりいいと思うのだろう。オレの部屋じゃあねえ。あふれたモノに囲まれ、あっぷあっぷしているオレは滑稽だ。
静岡在住のデザーナー鈴木博美さんから卓上カレンダーをいただく。いつもいただいてばかり。お目にかかったこともない。「くうねる」手製封筒を使って礼状を書く。あて名に静岡、と書くことがないので、ちょっと気分が改まるというか、いい感じ。「静」という漢字が、書いてみると、これはいい字なんですね。