畠山美由紀「リフレクション」を聞きながら。朝、早起きして、「ビッグイシュー」書評。杉浦日向子『一日江戸人』新潮文庫について書いてようやく送付。二日遅れ、というのは、ぼくのなかの基準で「慚愧に堪えない」。「古本市」準備と当日のどさくさで、いくつか原稿の締め切りを遅らせてしまった。いかんなあ。「読書人」もすっかり忘れていて、あわてて送付。これは上林暁ツェッペリンと飛行船』。
昨夜、BSで「神様のくれた赤ん坊」を見る。吉幾三がサングラスをかけて出てきたところで、ああ、これは「京一会館」で見たぞ、と気がつく。遅いねえ。しかし、これはとてもよくできたプログラム・ピクチャー。渡瀬恒彦が出入りする芸能社の社員が成瀬正。同じく「京一」で見た「十代 恵子の場合」で、わが森下愛子を力づくで犯した悪い野郎だ。あの衝撃がいまでも心の傷となり、成瀬正が画面に出るだけで、「こいつ!」と腹が立つ。「腹が立つ」と書くと、原辰則を思い出し、また腹が立つ。なんや、それ!
これから「サンデー毎日」をやります。川本三郎さんから書評の礼状をいただく。面識を得たあとでも、いまだにドキドキするのは、ぼくが川本さんのファンだから。
夕食後、自転車でけやきモールまで行く途中、若葉町「醤者」という白いのれんのかかったラーメン屋に、10名ぐらいの行列ができている。いつも、店内は客が少ない印象だが、何があったか。テレビか雑誌で取り上げられた可能性大。