okatake2013-01-18

午前中に「日刊ゲンダイ」原稿。川本三郎『そして、人生はつづく』を送る。いつもより少し早めに家を出て、「サンデー」の本選び。本当は「ギンレイ」と思っていたが、夕方から「ビブリオ」で古本市についての読売新聞の取材が入り、ひさしぶりに五反田へ。ちょこまかと少しだけ買う。ガレージも、二階本会場も、しんしんと足下から冷える。岸本水府『川柳手習』(誠文堂十銭文庫)がいちばんの買い物。月の輪、いとう、一路各古書店店主と新年の挨拶。
山手線に飛び乗ったが、体がまだ冷えている。阿佐ヶ谷「コンコ堂」に、「ビブリオ古本市」のチラシを置いてもらう。映画評論家の白井佳夫さんが店内にいて、帰られたあと、アマノくんに「だよね?」と聞くとそうだという。ご近所らしい。亡くなられた後の蔵書にどえらいものがありそう、と言ったのはぼくで、アマノくんじゃありません。
「コンコ堂」均一で、加藤登紀子『止まらない汽車』文化出版局(サイン入りでした)と、これは何だろう、四角いボール紙表紙の薄い本で、なかを開けると、絵本みたいな体裁、そうか「BEAR`S KISS」という映画のパンフレットだ。しかし手が込んだ、いい出来。サーカスの少女と、人間に変身するクマの物語。帰宅して検索して、さっそくDVDをネット注文。パンフが先で、映画があと。