いま何時? そうねだいたいね

名古屋から帰る。夕方、新幹線が混んで、すぐに指定は取れず、1時間ほど松坂屋の書店で待機。小林信彦東京少年』を買う。これを帰りの車内で読もう。行きは黒川創『明るい夜』を読む。京都が舞台。フリーターの女性。築68年の古アパートに住む。彼女、夜がなかなか眠れない。恋人は小説家を書かない小説家志望で、すぐ眠る。この「眠り」がどうも裏テーマのようだ。ちょっと変わったテイストの小説なり。
名古屋の栄文化センターは2回目。二人、男性の受講者が増えていた。どうもいま自分がどの時間にいるのか、途中からわからなくなり、90分のところを120分やってしまう。しかも、最後のネタは、前回やったと途中で指摘され慌てる。めちゃくちゃ恥ずかしい。どうも壊れかかっているらしい。
講義終り、受講者有志と名古屋古書会館の即売展へ。マダム・マサコ『おしゃれ案内』カッパブックス300円は、海月書林本。赤塚不二夫『落ちこぼれから天才バカボンへ』ポプラ社500円は自伝。そのほか雑誌付録、おまけが多数出ていて、プレゼント商品として、西条秀樹のシャープペンシル5本で1500円、「中一時代」年間予約者景品の「ポケットラジオ」(榊原郁恵の写真箱入り)1000円で悩むが(悩むなよ、そんなことで)、後者をお土産に買う。
帰宅したら、さすがに疲れた。本当は締めきりがあるのだが、明日の朝、やります。ほんとです。
あ、昨夜の寅さん「純情詩集」よかったねえ。シリーズのなかの5本の指に入るだろう。京マチ子檀ふみが素晴らしかった。やっぱ女優によって出来不出来があるってことか。別所温泉というのもよかったなあ。
あ、それから、昨日、寅さん終ってから「エンタの神様」をチラとひさしぶりに見たら、変なの、出てたなあ。小梅太夫っていうの。男が白塗りで花魁のかっこして、小唄ふうに裏声で歌って、最後に「チクショー」と叫ぶ。たぶん何回か見たら飽きると思うが、インパクトはあり。「似合いのカップルだと思って見てたらあ、いちゃつき始めました」っていうのがあったかな。とにかくすごいものを見たという印象は間違いない。