こ、声が出ない!

日誌、途中2日とんだのは、パソコンが不調になったせい。よくわからないが、インターネットに接続できなくなった。とりあえず、コードを真直ぐ伸したり、マックの上の埃を拭いたり、再起動してみたり、お祈りをしたりしたがダメ。それでぼくはもうお手上げなのだ。このところ寒いせいか、とも思ったが、もちろんそんなわけはない。JCOMに電話して、事情を説明し、教えを受ける。非常にていねいでしたよ、担当者は。それで、さっき回復。触ったこともなく、開けたこともない画面に入ってクリック、解除をしたら、使えるようになった。なんだかなあ。清子さんに「ドンマイーン」って言ってほしい気分だよ。
昨日は昼、文藝春秋臨増の編集者Mさんとお昼をしながら打ち合わせ。司馬漬けの報告。タテキンで石原吉郎『北條』花神社、俳句の現在『石原八束集』なぞを買ってしまう。『北條』は持っちょるが、100円だからねえ。それから牧野富太郎『雑草三百種』という函入り小ぶりの本を300円で。これ、花だと買わないんだ。「雑草」というのがいいではないか。本の造りもいいし、楽しめそうだ。
ブカキンでは昭和37年の『別冊文藝春秋』が芥川直木賞の特集号で、おもしろそうな読物が入っており買う。「サンデー毎日」終えて、ひさしぶりに荻原くんとお茶しながら話す。荻原くん、「コクテイル」で、山口正介さんとトークショーをするという。詳細は「コクテイル」へ。
「ささま」詣では、今回不調。中央公論社の現代の詩人『飯島耕一』は、持っちょるが、105円だからなあ。あとラインがところどころ入っているが、淀川長治編集ムック本『映画の美』を315円で。ここに、渥美清の映画エッセイ(イラストは和田誠)、植草甚一の文章も入っている。前者は貴重なり。このあと、高円寺へ戻り、ひさびさに「コクテイル」へ。某誌で書評を書いていたが、その担当者Fさんと飲む。じつはこの仕事、降りたので、Fさんとはこれが最後。雑誌の仕事はもうどうでもいいが、Fさんと会えなくなるのが少し寂しい。美人だったからな。
対岸で、おなじみ「コクテイル」シスターズがわけのわからん話題で盛り上がっている。しかしじつに楽しそう。そのパワーに負けじと喋っていたら、だんだん声が出なくなる。やばい。明日の朝、TBSがあるのに。そして今朝、案の定、まったく声が出なくなった。TBSに着き、うがいをしたり、飴を舐めたりするがひどい割れ鐘声。森本さんに笑いながら「もう、帰りなさい」と言われてしまう。しかし、森本さんの巧みなフォローに助けられ本番はなんとかこなす。声のひどいこと、ネタにされて、それはそれでアクセントがついてよかったのだ。と思うことにする。紹介したのは川本三郎監修『寅さん完全最終本』小学館。全作予告編DVDがついていて、2時間半近くかかるが、これは見てしまいました。
コクテイル」で、今年最後、12月23日夜7時から、岡崎武志2005/古本ベスト30、と題し、今年買った古本2000册のなかから、これはと思う30冊を取り上げ、コメントをつけるトークショーを開きます。帰省せず、東京にいる方は、23日夜、空けておいてください。

追加/本日、石原吉郎『北條』を持ってるのに買ったことに関し、いじましい、嫌悪感を覚えるという旨のコメントがありました。ぼくは同じ本を買ったとき、人にあげたり、また上々堂へ出すなど処理しています。また、同じ本を買うことについてはひと言持ってるのですが、そういう議論はしたくない。このブログで疲れたくないのです。だから本日よりコメントをはずしました。イヤな人は読まないでください。それだけです。