いい天気なので、気まぐれに西武線に乗り拝島下車。駅で観光地図をもらって南口さんぽ。北口にぽつんとある二階建ての居酒屋。昭和40年公開の熊井啓「日本列島」で、宇野重吉と芦川いずみが話す喫茶店が、ちょうど位置関係でこのあたりにあったのでは、と思わせる。芦川いずみが、たしか拝島の小学校の先生役。駅改札出たところに、昭和30年代に改築された駅舎の写真があるが、映画に出るのもこれだろう。
南口は開発途中か、がらんと空き地が広がる。少し歩くと拡幅したらしい新しい道路が縦横に走る。殺風景な場所なり。古本屋がもっとも存在しにくい風景だなあ、と思ってたら、「古本」の文字が。なんと散髪屋さんの店頭に古本が並べてある。これは古ツアさんにくわしくレポートしてもらおう。なおも行くと、石川酒造という古い蔵元がある。閑静な住宅街にある、静かな場所だろうと思ったら大変な人だかり。飲食の店が敷地内に2軒もあり、満杯。地酒、地ビール売店も大繁盛。おどろいた。帰りは五日市線「熊川」(無人駅)から。着いた電車は満員。行楽日和、だもんな。