okatake2012-04-22

みちくさ市」5月20日に出店します。場所は「キク薬局」前。「古書、雰囲気」さんとコンビです。どうぞ、おこしください。
http://kmstreet.exblog.jp/i2
いただいた「en-taxi」春号を、拾い読む。一ノ関駅で待ち合わせ、重松清池澤夏樹に同行取材、という豪華な巻頭記事から、意外に深いところで意気投合しているマツコ・デラックス西村賢太対談、月の輪、石神井両巨頭が筆をとる「追悼拡大特集」、特集「歌謡曲の残影、いや、永遠」など。『珈琲とエクレアと詩人』(港の人)の橋口幸子が「こんこん狐に誘われて」で田村隆一のことを書いている。雑誌を熱心に読むことがなくなったロートルにも、読むところが多い号である。関心をもって読んだのが坪内祐三連載「あんなことこんなこと」。ぼくも出席した、久世光彦七回忌パーティで目撃した坪内さんと中村勘三郎さんツーショットで、どんなことが話されていたか、が書かれている。そして「私の父のこと」。身内に関する書きにくい部分を、逃げず、甘えず、ストレートに書いて読ませる。
先日、「まど展」で買った、新書の梅崎春生のユーモア短篇集『春日尾行』を読み始める。こういう新書の小説は手にとりやすく、読み始めやすい。装幀もいい。表題作と続く「坐り込み譚(ものがたり)」は、金のないヒマを持て余した若者でなければ、起こりえない、ちょっとした事件をのらくらと(しかし計算された筆致で)描いている。他人の時計をめぐるバカバカしいいきさつから、見知らぬ人を尾行することになった「僕」。最後にちょっとしたオチがある。「坐り込み譚」も一緒だが、新作落語を聞くような感じ。
五反田で、りぶる・りべろさんから、丸山猛と自由フォーラムについて、立ち話だが、貴重な話を聞く。
ところで、江古田さんぽのとき、見つけて気になったのが「江古田コンパ」。検索で、以下のブログを見つけたが、有名な店なんですね。強烈な外観に、思わず写真を撮ってしまった。
http://www.ekodabiyori.com/?p=3530
善行堂に電話。昨夜、京都「ディラン・セカンド」で開かれた「うめ吉」独演会、会場満杯で大成功だったようだ。善行堂のお客さん、チョコパフュさんがプロモート。司会進行もしたそうで、山本によると「みごとなもの」だったようだ。ぼくの「うめ吉」熱を、「ディラン・セカンド」で、チョコパフュさんに話したのが、そもそものことの起こりで、ぼくも行きたかった。