あれやこれやで日曜

okatake2010-11-28

「にわとり」夫妻がベルギー&オランダ旅行から帰ってきて、日々、その報告をアップしている。写真がみんなきれい。アンティークもいいもの買ってる。ぼくがベルギーへ行ったのは、あれは2002年かしらん。懐かしい。よほど印象的だったのか、ぼくも街角など細部まで風景をよく覚えています。これから「にわとり」さんに、どんなものが並ぶか楽しみです。でしょう?
http://niwatorib.exblog.jp/

いただいた本の紹介がおくれている。国書刊行会から津野海太郎『電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命』が送られてきた。津野さんの本や出版に関する文章を集めたバラエティブック。編集は樽本くんだろう、と思ったらやっぱりそうだった。刺戟的なタイトルです。
濱(もっとうんと難しいハマという字)田くんが、解題と資料協力をした徳川夢声『くらがり二十年』は清流出版。夢声活弁時代を回想した自伝。夢声の自伝っていっぱいあって、それがどう重複しているのかとか、じつはよくわからんのだが、そのへんもハマダくんが解題で解説している。未収録の原稿を追加、ってところも、ハマダくんの仕事だろう。

第三回目、最終回の「雑司ヶ谷 古本講座」をどうにか終える。ずっと前の席で、熱心に聞いてくださっていた男性Yさん、最後にいろいろ聞いてわかったが、二万冊の蔵書家で、じつは林哲夫さんの知り合いだという。1958年にキネマ旬報が出した、全国の映画館年鑑を持ってきてくださった。これは貴重だ。当時、池袋だけで21軒もの映画館があった。
終わって、コウノと大川さん、いずれも明大アカデミーの生徒でもあった二人と、館内のレストランで食事しながら喋る。といっても、ほとんど大川さんの独演会であったが、エネルギッシュな人なり。
目白通り学習院大前の銀杏並木がいろづいて、光を浴びてきれい。帰り、高円寺で途中下車し、即売会を覗く。常田さんが安くていいものをたくさん出していて、ほとんど常田さんから買う。超ヘビースモーカーらしき人の本だったと想像できる鴨居羊子コレクションを二冊。新書館FL「あなたの詩集2」、平田俊子さんの『ラッキョウの恩返し』、それに2003年プレイボーイのフロクだった、ビートルズ「ヤア、ヤア、ヤア」の大量のフィルムと写真から起こした写真集など。
龍馬伝、ついに最終回。よく見たなあ。次の大河はちょっといいか。ぼくなら、谷口ジロー関川夏央『「坊っちゃん」の時代』四部作を大河にするな。見たいもの。
週刊現代時事通信から、一日2つ書評依頼が舞い込み、『ピーター・フォーク自伝』と、柳瀬尚紀『日本語ほど面白いものはない』が送られてくる。年末進行もあり、12月前半がちょっと忙しくなってきた。