小説家たちの休日

okatake2010-09-11

川本三郎さんから『小説家たちの休日 昭和文壇実録』(文藝春秋社)をいただきました。樋口進さんの作家写真に、川本さんが文章をつける。ぼくのなかでは、こういう本がいちばんおもしろい、というなかの一つである。
昨日、3時新宿「伊勢丹メンズ館」内カフェで酒井順子さん取材。それにあわせ、神保町へ。午後「趣味展」を覗く。昭和30年の『こどものじてん』という大型本を裸本で400円。銀装堂。ぼくはこの日、銀装堂がいちばんおもしろかった。扶桑中心に文芸書のいいところを抱えたサナダくんとお茶。「森崎書店の日々」ロケで使われたカフェ。ぼくはカレーを注文。フリー稼業のきびしさを語る。
御茶ノ水駅へ着いたら、電車が止まっている。中野と四ッ谷間で人身事故。3時に伊勢丹、まにあうか。どうにかこうにか走り出したが、ノロノロ運転で、また四ッ谷で停まる。焦りだして、電車を放り捨て、四ッ谷駅からタクシー。なんとかまにあう。担当編集者同伴の取材だったが、ぼくの悪いクセで、二人を飽きさせないよう、ベラベラ喋る。8割はぼくが喋っていたかもしれない。そんなインタビュー変だろう。困ったことだ。しかし、酒井さん、いい感じでニコニコしてらしたので、まあいいかと思う。あとはなんとか原稿にまとめるだけ。
渋谷へ移動。「ブ」をなぜて、歩いてダイヤモンド社へ。ひさしぶり。営業に移ったTさんと高田馬場へ。居酒屋でカメラマンの住友一俊さんを待つ。前に書いたが、『ニッポン文庫大全』カバー撮影が住友さんで、そのとき、最初の本となった講談社文庫を探していると言っていたので、ぼくはこの15年ぐらい、古本屋に入る度にチェックし、12冊を集めた。それを住友さんに進呈した。
Tさんと住友さん、かつてダイヤの雑誌「BOX」で組んで、あちこち行ったらしい。「駅弁」食べ歩き企画など、とにかく遊べる企画を作って、あちこちへ出かけていった。その頃の思い出話。雑誌が元気だった頃は、余裕があったから、遊び半分みたいな企画が通り、それがまた、雑誌に活気を与えていた。
今夜は招待されて、恵比寿でカーネーションライブを聞きに行く。