「バラキ」のテーマと「群衆」

okatake2010-09-14

「バラキ」のテーマ、ユーチューブにちゃんとあった。ドレミの組み合わせにより、人間がこのように美しいメロディを作り出せること、神秘とさえ思える。人間は愚劣なところもあり、欠陥もずいぶんあるけど、こういう音楽を聞くと、やっぱり聖なる存在だと思えてくるのだ。
それにしても、関口知宏。他人の家でピアノを弾くとき、この「バラキ」のテーマを選んだんだから、すごい奴だ。え? べつにすごくないですか。
http://www.youtube.com/watch?v=C7h9Tbx0d-w
凄惨なマフィアの抗争の映画に、こういうウツクしい音楽を使うっていうのが、なんともいいのだ。え? べつによくないですか。
朝日新聞を整理しながら切り抜いていたら、9月6日夕刊「人生の贈りもの」にノンフィクション作家、後藤正治が登場。そこに小学校まで京都で、中学から枚方市で暮らした、とある。高校は四条畷、大学は京大だから、関西では超高学歴。中学はどこか、と気になった。ぼくは四中、三中、中宮中と三つ行っている。できのいいのは、たいてい一中か四中なんだよね。
今日は昼めしを食いがてら、栄「ブ」へ寄ったら、2時から本は全品半額セールというので、例の立川シネマ通りの赤線跡を撮影し、隣りのイタリアンで、ランチ「ロコモコ」を頼んでみたが、口に合わなかった。ぼくの舌は幼稚で、ハンバーグならハンバーグ、カレーならカレーとわかりきった味が好きなのだ。
2時に栄「ブ」へ戻って、あんまり買えないなあとボヤキながら、それでも10冊以上は買った。みんな105円だったから、なかに一冊、読売新聞社「20世紀の日本」の松山巌『群衆 機械のなかの難民』が、これはどうしても欲しかった本で(中公文庫にも入っているが)、1000円ついてて、まあ半額だからいいか、と思ったら、レジで105円と見間違えたらしく、これも105円の半額で買えた。「あのう、これ、1000円ですよ」って、ぼくがわざわざ言うわけないだろう。精算が終わって、レジ袋につめるとき、単行本を先に入れて、文庫が10冊はあったので、入れにくそうで、苦労して、「あのう、袋、二つになってもいいですか」と言うので、「いやいや、こうすれば入るよ」とぼくが入れなおした。「あ、ほんとですね、すいません」と店員。こう見えても、ぼくは大学時代、ずっと「西友」でアルバイトしていて、しょっちゅう、レジの補助(サッカー)に入っていたので、レジ袋詰めはプロなのだ。そんなことしか自慢できないぼくが淋しい。
小池一夫小島剛夕『首斬り朝』のマンガ文庫がたくさん出ていたので、未読の6冊をいっしょに買う。