立川シネマ通り遊郭跡

okatake2010-09-06

いや、そりゃもちろん暑いですよ。しかし、自転車を走らせてると、肌に感じる風が、空の筋状の雲が、やはり秋の到来を告げております。
「あった、あった。」は、そのまんま東ビートたけし殺人事件』。
昼飯食べがてら国立へ。谷川さんで単行本2冊。また、仕入れノートと「うちは哲学書ばっかり。文庫、新書はいいのがないよ」の洗礼を受ける。田村隆一荒木経惟『花の町』は、アラーキーが撮った、花のある東京の町の風景に、田村が詩をつけたもの。なかなかいいなあ。おや、「月の湯」の正面からの写真もあるぞ。そこにつけた田村さんの詩は「花屋の花は好きじゃない/小鳥屋の小鳥だって好きじゃない/詩人の詩なんか大嫌い」と始まる。おなじみの路地、銭湯礼讃の文明批評の詩が多いが、手慣れて新鮮みはないが、それでもやっぱり田村さんの詩だ。
帰り、立川の北口へ回って、シネマ通りをうろつく。かつてここに遊郭があった。ほとんど面影はないが、ところどころ、名残りを感じさせる建物が残っていた。今度、カメラをもって撮りにこよう。
そのシネマ通りにある小学校が立川二小、交差する道の先が立川競輪場。すごい立地の小学校だ。競輪場の前の通りを行くと税務署。膏血搾り取るエリアなり。

京都・嵐山という、これまで古本屋の無風地帯に、たつまきのようにいかした古本屋「ロンドン・ブックス」が、今年5月末にできたようだ。しまった。8月、寄ろうと思えば寄れたんだ。次回の帰省には必ず。
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