気まぐれ古書店紀行 最終回

10時半まで寝ていて、妻に起こされる。「死んだかと思ったよ」。ほんと、めったにないことだ。
今日は、高円寺、外市、帰り西荻と古本巡りと思っていたが、朝刊を取りに外へ出ると、すごい熱線で燃え上がりそう。いちにち、家にいる。
彷書月刊」最終回の原稿を書いて送る。153回目。思いがあふれすぎて、原稿がどうにもこうにも、とっちらかってしまい、書いたり消したり、着地が難しかった。しかし、なんとか無事に書き終えた。
高平哲郎『今夜は最高な日々』読み継ぐ。興味のあることばかりが書かれている回想記である。
夜、テレ東で、「路線バス乗り継ぎの旅」を見る。ぼくの大好きなシリーズで、7回目か。太川陽介をリーダーに、役に立たない動物みたいに蛭子能収がくっついて、毎回一人女性ゲストを加え、ほんとうに、路線バスだけで3泊4日とかで長距離の旅をする。その珍道中を追うもの。こういう番組、たいてい、ハプニングっぽい作りでも、お膳立てがあるものだが(「途中下車ぶらり旅」)、これは本当に行き当たりばったり(だと信じている)がおもしろい。おもしろくもなんともない太川陽介が、どうぶつ蛭子と組むことで、いい仕事をする。見出したら目が離せない番組。
涼しくなったら、また町歩きを始めたい。