7月に出るちくま文庫『貧乏は幸せの始まり』(『あなたより貧乏な人』改題増補)に、ぼくの若い頃の写真を使いたいと編集のKくんが言うので、本の山を乗り越え、足の置き場に苦慮しながら、ようやくいくつか古いアルバムを掘り出す。大学時代から大阪在住の頃、そして上京して数年の写真が見つかる。この頃、あんまり、写真撮っていなかったんだ。貧乏を絵に書いたような、散らかった部屋の写真と、20歳ごろの写真を選び出す。そのほか、上京して、詩人が集るパーティ(「飾粽」終刊のときか)で、参加したいろんな詩人を撮った写真が見つかる。あれ、辻征夫さんが写っている。92年だ。平田俊子さんもいる。時の人となった和合亮一くんも。飾粽のメンバーはもちろん、小笠原豊樹さんとか、豪華豪華。これ、撮っておいてよかったなあ。
2006年4月に「天誠書林」さんを訪問したときの写真も見つかった。これを撮ってくれたのは同行した田村治芳さんだった。お二人ともこの世にいないなんて、ウソみたいだ。写真を一度、ちゃんと整理しないと。天誠・和久田さんが帳場に座っている写真がご入用でしたら、いつでもご用命ください。本棚の背も一部写っております。
ビッグイシュー」と、某誌匿名コラムを送付。今日はヨムヨムの日。
今日の「朝日」多摩版インフォメーションに、今週7日(土)、午後1時半から「小平市中央図書館」で開かれる、ぼくの講演会の告知が出ていた。80名入るそうで、どう考えても、そんなには集りません。当日でも、気が向いたら、ぶらりとおこし下さい。最寄り駅は西武多摩湖線青梅街道駅」。降りて、電車の線路沿いに南へ戻るかたちで300メートルほど歩いた右側に見えてきます。無料です。