okatake2013-08-16

『蔵書の苦しみ』3刷りが決まりました。ぼくの本では異例の、早い、重なる増刷です。みなさん、ありがとうございました。これで、ここまでに見つかった誤植は直されることになる。連動して、流通しているほかの本も売れてくれるとありがたい。ほんと、大変なんですから。
暑い中、三鷹上々堂」に本の補充と精算に。さすがに夏枯れで、売上げは落ちた。まあ、前回の補充も少し薄かった。てきめん、だな。
こないだ、所と坂崎が下北を歩く番組を、途中から見たら、柄本明登場。高田渡の話になった。高田渡のライブを見にいった柄本。譜面台に置いた歌のノートをめくりながら、「どれをやっても同じようなもんだけどね」と高田がぽつりと言った。柄本はぎょうてん。以来、追っかけをする。晩年の下北でのライブも、柄本がプロデュース。そうか享年は56か。ぼくのいまの年齢。
そういえば、ずいぶん前に(マガジンハウスのライター時代)柄本明に下北で取材したことが。柄本が歩くと、演劇をやってる連中が、みな最敬礼で挨拶していく。横にいてやくざの子分になったような気分。取材に使った喫茶店が、なぜか領収書のない店で、結局、この日の取材代を自分でかぶったことを思い出した。たかだか1000円くらいのことなのに、「あちゃあ!」と思ったのだ。
サン毎で選書した本が届く。これから数日かけてこれを読む。ときどき、選んだ本が、どこかへまぎれて、何を選んだかわからなくなることがあったので、選んだ本の背のコピーをとってもらうことにした。これで一目瞭然。今回、単行本5冊は、どれも「いちおし」候補。