下鴨神社恒例、夏の古本まつりがあります。初日、11日(日)のお昼、「スムースランチ」という会が開かれます。「グリル生研」という洋食屋で、おいしいランチを食べながら、戦利品を見せ合う、というだけの気楽な集りです。「善行堂」ブログが告知していますので、そちらを。申込みも、そちらで。生まの林哲夫さんにお目にかかれる貴重な場でもあります。
http://d.hatena.ne.jp/zenkoh/
昨日は「サンデー」10番勝負をどうにか送付。「いちおし」は『ガガーリン河出書房新社
今日、朝一から「ギンレイ」へ行くつもりだったが、萎えた。ボートで虎と少年が漂流するのは、見たかったんだが。今日まで。
あちこち持ち歩いて、ロバート・キャンベル『鉄道探偵ハッチ』文春文庫を読了。鉄道の礫死体が見つかるが、上下まっぷたつで、しかも、上と下が性別が違うというショッキングな始まり。これは古い文庫で、なぜ買ったか。そうか晶文社『人はふさわしい死を死ぬ』の著者だ。
川本三郎さんの指摘に導かれ、島田荘司『火刑都市』講談社文庫を、これはあっというまに読了。一種の都市論(江戸東京)になっているところが読みどころ。いやあ、読ませます。解説は新保先生。植木等樋口可南子でドラマ化されたことがあるという。新保先生のミステリ文庫の解説をすべて集めた本を作ってください。ハヤカワ? 創元? いやいや、元気を吹き返した晶文社か。
そういう時期があるのかしらん。『冬のフロスト』(上下)も読書中。ミステリづいている。
何冊かミステリをカバンにぶちこんで、電車を乗り継いで、山の奥の宿に泊まり込んで、一週間ぐらい、ただひたすら本を読んでは昼寝して、あたりをサンポして、とうもろこしを食べ、蝉の声を聞いて、川に足を浸したり、また本を読んで、夜はささやかな卓を囲んで、地元の古老の昔ばなしを聞いて、お酒を飲んで、という日を送りたい。そんなにお金はかからないんだけど、ぜいたく、だなあ。
日本でいちばん、書店情報にくわしい「空犬通信」さんで、知ったのだが、沖縄の「ウララ」の宇田さんの本が出たみたい。「ウララ」へは行ってみたい。宇田さんにもお目にかかりたい。
http://www.borderink.com/?p=9190
夕方、近所のスタバで、古本屋ツアーに来た古ツアさんと、密談。逆にすると「檀蜜」だ。補注ぬきで、どんどん古本屋の話ができるって、そうはいないでしょう。固有名詞でどんどん盛りあがる。古ツアさん、明日から、青春18を使って、地の果てまでツアーすると豪語していた。刮目して、古ツアのブログを待て。夜、家族で枝豆食べながら「ラピュタ」を最後まで見てしまう。ジブリは強いなあ。