okatake2013-08-18

朝、4時ごろ目覚め、ちょうどいい、青春18を使い、八王子6時35分発、松本行きという青春18にぴったりな電車で最寄り駅から4時間かけて松本へ。4時間だけ滞在。例によって、無料の自転車を借り、あっちこっち丁稚で、松本めぐり。いつも素通りする「あがたの森」に自転車を止め、北杜夫の文学と松本高校青春記という展示を見る。むしょうに『どくとるマンボウ青春記』を読み返したくなる。展示会場に、バンカラ旧制高校生のコスプレ衣裳が置いてあって、自由に着て写真を撮ることができる。粋なはからい。近くにいた紳士にお願いして、学帽、マント、下駄をはいた姿で、はいポーズと写真を撮ってもらう。紳士、ありがとうございました。おかげでいい記念になった。絵葉書も買う。ここはいいなあ。松本は行くたびに好きになる。住むなら松本、ですよ。いつかベストセラーをかっとばして、住居を持ちたい。それを実現したのが、北尾トロさん。トロさん、すごいんだから、まったく。
古ツアさんブログで知った、ホテル花月前にできた古本カフェ「想雲堂」さんを訪ねたが盆休み。ここが開いていれば、「古通」一回分、なんとか書けると思ったのだが。しかし、均一の文庫はそのまま表に放置してある。ちょっと心配。今回、松本市内に個人の開業医がたくさんあって、しかも建物として、貴重なものが多いことに気づき、片っ端から写真に撮っていく。とくに、松本城近くの「青木医院」「宮島医院」の並列には、抱きつきたくなる。松本には、まだまだ古い建物がたくさん残っている。古めかしいモダン建築の「塩井乃湯」も今回撮影できた。3時からか。いつか、ここの湯に浸かりたい。同じ通りに、雑貨を所狭しと置いた店に多量の本が並んでいるのを発見。古ツアさんなら、入って古本として売っているかどうか確かめるだろうけど、ぼくは気が弱いから、写真だけパチリ。
「古道具 燕(つばくろ)」も楽しみにしていたが、開いてなかった。「まるも」でコーヒーも、松本に来たら必ずすることの一つ。松本パルコで、パルコブックセンターと無印を覗く。
観光客が多かった。そして松本は暑かった。古本屋も何軒かまわるが、けっきょく買わず。往復の車中で、大沢在昌『絆回廊 新宿鮫X』一冊を読み終える。
帰り、塩山行きに乗り、塩山からホリデー快速やまなしに接続というスケジュールをたてたが、塩山始発ではなく、通路に立っている人がいる。あちゃあ。しかし、前の席に足を放り出している男を見つけ、足をどけてもらい、ほんと、ぎりぎりで席を確保。
今夜は「庭の千草」を聞いて、夜に祈りましょう。