okatake2012-05-06

静かなる風雲児、松田友泉くんが新雑誌を創刊。書き手も登場する人物も絶妙な選択。われわれの周囲にいる人なら、あの人もこの人も顔を出して、あれあれという感じだ。特集「ひとりでつくる、みんなでつくる」も読ませます。ぼくは左岸洋子さんのタイトル画を担当しています。
http://tomasonsha.com/?pid=42796434
昨日、長野から帰還。少し雨に降られましたが、ばつぐんの集客力のあるスペースで、テントつきで二日間、一箱古本市。ぼく、箱だけ出せばいいや、と思っていたのですが、そうじゃなかったみたいで、遊歴さんとつん堂さんにご迷惑をかけた。初日2時間、二日目3時間だけ店番をする。長野にもぼくの読者がいたことを確認し、大いに気をよくする。「スタンバイ」も「深夜便」も聞いてました、なんて女性もいて、どうもどうも。いろいろ発見や感想があるが、まとまらない。カネマツ古本市に出店されていた「かぴぱら」さんとも仲良くなって、初日打ち上げでは二次会で、去年も訪れた「拓郎バー」へ行ってしまう。昨年一回行っただけだったのに、マスター始め、歓迎されて恐縮。小さなステージがあって、楽譜と楽器が揃っていて、客がかわるがわる歌う。遊歴・宮島くんの長渕「乾杯」が大受け。
今日は午後から高円寺。二つ、古本市を覗いて散髪。小さなこども三人を連れたお父さんが待機。お父さんは待つだけと思ったら、お父さんも散髪。うーん、待たせるなあ。しかし、鏡に向って変な顔をしつづける男児がかわいい。とつぜんの雨、突風にこのあと、何度か急襲される。西荻へ移動したが、音羽館の均一に雨がかかり、広瀬くん始め大慌てでビニールをかける。初めて西荻裏路地の喫茶「ダンテ」に入る。半地下と地上階の段差がある不思議な店内。山小屋ふうな造り。あとで来た男性は慣れた様子でカウンターに席を取り、「ブレンド」を「ダブル」で注文。そこにケーキをつけていた。「ダブル」は50円プラスで珈琲の量が多くなるらしい。おもしろいシステム。名曲喫茶ふうながら、音量は小さい。入口のドアが開け放されたままで、通りをいく人の姿が見える。買ったばかりの真っ赤な表紙(カバーなし)の「タウトが撮ったニッポン」(武蔵野美術大学出版局)をずっと読んでいた。いい時間だった。
http://www.musabi.co.jp/books/163175/