「ブ」で買った大島渚「御法度」をひさしぶりに観て、その完成度、色っぽいオトコたちにううんとうなる。ラスト近くの幽玄なシーン、ぞくぞくする。
今日は午後、巨匠の取材。思いがけない一言に、いいぞいいぞと手ごたえを感じる。秋あたりから連載開始予定。残る余生のすべてのチカラをつぎ込むつもり。
電車のなかでは島田荘司漱石と倫敦ミイラ殺人事件』読み進める。光文社文庫の旧版のほう。菊地信義カバー、小池滋解説。こっちで読みたいものだ。
「あった、あった。」はサントリー非売品の小冊子『指一本、指二本。ワンフィンガー、ツーフィンガー』。
今週刊「サンデー毎日」読書ページ、著者インタビューで、魚雷くんが書いた、岡崎武志『ご家庭にあった本』(筑摩書房)原稿が掲載されています。ちら、とでもごらんください。魚雷くん、ありがとう。
宮部みゆき原作「理由」ドラマ化、寺尾聡は、原作にない刑事役で登場。それはいいのだが、1時間半過ぎまで見るが、急にこまぎれになり、長々とCMが入り、CM明けは、その前のシーンのリピートという拙劣かつ、あまりに視聴者を愚弄したやり方に、かあああああっとなって結末を見ず、切る。もう、この手のTVドラマは二度と見ぬぞ。これは宮部みゆきへの冒涜であろう。大林宣彦による映画化作品を、再び、観たくなった。
漱石がらみで、牧村健一郎『新聞記者 夏目漱石平凡社新書を読む。