朝「梅ちゃん先生」を見て、「日刊ゲンダイ」の読書日記原稿を書いて送付。上原隆『こころが折れそうになったとき』と須原一秀自死という生き方』を取り上げたが、字数は少なく、軽く触れた程度。もうしわけない。
新藤兼人が百歳で死去、のニュース。ちょうど、週明け「エコノミスト」の締め切りで、新藤兼人についての三冊みたいな原稿を書く予定で準備してたので、驚いた。吉田秀和につづく、大物の大往生。
昨年だったか、今年だったか、サイトウキネンの公演(だったか)を直前に小沢征爾が出演不能になり、それを当日、会場で関係者が告げたら、怒り出した客がいた。「入場料返せ」など、騒然となったとき、会場にいた吉田秀和がすっくと立ち、オザワくんはやりたいに決っているんだ、ただ、いま立つこともできない状態で、しかし彼は信頼してこの日のオケにまかせたんだ、私はいい演奏を聞かせてもらえると思う、不服な人はどうぞ、入場料をお返しするからお引き取りください、という意味のことを言ってのけて、会場を静めた。かっこよかったなあ(細部がまちがっているかもしれないから、引用しないでくださいね)
ご案内のとおり、当ブログで本まわりのことをあれこれ書くのはここまで。なるべく、ブログそのものは続けるようにします。明日からは六月か。秩父へ行けてよかった。
八王子オリオン書房で、永江朗広辞苑の中の掘り出し日本語』バジリコを買う。三浦しをん舟を編む』、赤瀬川原平新解さんの謎』とからめて書く予定。ついでに中神書房へひさしぶりに行ったが、いや、いい店ですよ、ここは。荒らされたくない花園だ。