にぎやかな午後のひととき

okatake2008-02-23

昨日はケツが高円寺・コクテイルと決まっていて、それまでのルートを決める。「ギンレイ」の「愛の賛歌 エディット・ピアフ」「ミス・ポター」が最終日で、これをその前にもってきて、どうせだから、神田の即売会を覗くことにする。『毎日小学生新聞にみる子ども世相史』は、ちょっと滞っている書き下ろし新書「昭和30年代グラフティ」(仮名)の資料に。昭和22年「週刊朝日」連載の『ブロンディ』も2冊買う。ほか数冊。
コミガレでは、杉本秀太郎『洛中生息』ともう一冊、第一書房から出た宇野千代の小説を。あと一冊、迷ったすえに1969年『ポピュラー音楽全集 ムード・ミュージック』を。これはレコードが二枚、そして冊子がついているが、全体のデザインをサン・アド。冊子のイラストが宇野亜喜良だ。写真と文章のレイアウトもかっこいいの。小学館です。見つけたら買っておいたほうがいい。写真を入れとくからね。全15巻だ。ジャズのもあるよ。
映画の感想は省略。ギンレイは満席、満席で、ぼくが帰る時は表に行列ができていて、立ち見になるかもしれない、とのことだった。すごいの。
夜はコクテイルで、毎日新聞社にいる小学校の同級生・三宅と飲むことになっていて、店の前までいくと男女がいて、これが石丸澄ちゃんと久住の卓ちゃんだ。ちょうど澄ちゃんが卓ちゃんに『ベストセラーだって面白い』を見せているところで、後ろから「ぼくがその本の著者です」と声をかけると、びっくりしていた。二人も偶然、この夜、コクテイルに来たらしい。このあと、ブックオンのNくん、中川五郎サン、魚雷くんと次々と来店。にぎやかだった。
三宅とは家族の話と昔の話をする。
週明け、5本の締め切りがあるのだが、土曜日、まったくナンにもする気が起らない。今夜中にどれか1つは片付けないとパンクだ。
中野翠『小津ごのみ』筑摩書房から届く。これは「インビテーション」書評用。

「暦の上では」2番
君から借りたノートを返した その後で
ふたことみこと交わした言葉がぎこちない
卒業なんて言葉はとてもきらいさ
君と悲しみ 君と笑った 学生時代も終わり
ボタンダウンのシャツもそろそろ
着れなくなってくる頃

下りの汽車の時間が気にはなるけど
野球帰りの子どもたちの声 
にぎやかな午後のひととき
暦の上ではもう春なのに
まだまだ寒い日が続く