夜中3時過ぎに眼ざめ、眠れず朝まで起きている。録画しておいた「ひよっこ」総集編の前編を見る。そもそも「ひよっこ」は、途中から見始めたので、最初のことがわからなかったが、これでわかった。みね子は島谷さんと破局か、なんて書いたが、今週のあらすじを読むと、そうはならないみたい。よかった。もし破局していたら、その悲しみにぼくは耐えられず、一週間ほどスルーして見ないつもりでいた。ところで、坪内祐二という役名が話題になっているが、これは昨日、尾崎澄子展で糸織ちゃんと喋ってて、なるほどと思ったのだが、島谷純一郎は夏葉社・島田潤一郎とたしかに似ている。本好きが「!」と思う謎掛けがほかにもあるのか。
昨日は夜、高円寺「ペリカン時代」へ。29日まで尾崎澄子さん写真展が開かれていて、この夜はパーティ。知り合いが続々と来店。久住卓也くんから「おかざきさん、『朝日』の『天声人語』読みましたよ」と言われ、ありがたいが、けっきょくそのことで別に何のアクションもなかったことを報告しておかねばならない。澄子さんの写真は、1990年にバイクにまたがり、単身北海道入りし、ツーリングしながら北の地を撮影したフィルムをプリントしたもの。朽ちた船、人影のない街角、遊園地など、淋しい風景がモノクロで撮影されている。「ネコもいないね」と澄子さんに言うと「キタキツネはいましたけど」と言う。美學校時代のお仲間もやってきて、澄子さん、うれしそうだった。よかった。