今度はしのばずくん教会

いつも言うことですがね、「一箱古本市」はぜったい売る側に回った方がおもしろいお祭りですよ。ぼくが出店した「しのばずくん神社」はほんとに御神体(?)に、神主のかっこうをしたカフクくんが立って、賽銭箱まで設けるという凝りよう。けっこう、みんなお賽銭を入れて、本気で拝んでいる人がいたなあ。お賽銭を入れて、おみくじを引くと、出てきた番号で吉とか書かれた紙と文庫がもらえるのだが、途中から勝手に、もらった文庫のタイトルで運勢が占えるとか、いいかげんなことを、これは横にいたぼくがつけくわえる。またこれがアウトローな文庫ばかりで、「極道もの」とかついたタイトルがついてる。
カフクくんはちょと小澤征悦国分太一を足して2で割ったようないい男で、神主の衣装がめちゃくちゃ似合っている。それで、冗談の神社ももっともらしく見えたのだ。
「これ、営業でずっといけまっせ。ぼくマネージャーになるわ」とカフクくんにけしかける。この秋の一箱では教会を作って、神父のかっこうをするのはどうか。(しまいに罰あたるで)
岡崎武志賞は「ど真んなか書店」さんに授けたが、これまで同賞は、旅猫雑貨店、追分コロニーと受賞した店は、その後、実際にリアル書店を開店している。ど真んなかさん、はどうか。覆面かぶって登壇したのには驚いたけど。
今回も「退屈男」くんが、とっても便利な、一箱古本市のブログ感想リンク集を作ってくれている。
昨日、今日で、近くの「ブ」が日替わりフェアをやっていたので、30冊以上買う。これで「一箱」で売った分ぐらいは、また増えてしまった。大食いチャンピオンになったような気分。石田五郎『星ものがたり』(講談社青い鳥文庫)が見つかったのはうれしかった。小松左京『空中都市008』(上同)も見つけた。ヒッチコック『逃走迷路』ビデオを買って、すぐ見る。
ディスクユニオンで、ジャズCD2枚。チャーリー・ヘイデンとケニー・バロンのデュオ・ライブ「ナイト・アンド・ザ・シティ」、ポール・ブレイのトリオ。
なかなかエンジンかからず5月へ突入。坂について語った取材記事は「読売新聞」5月2日の家庭欄掲載、だそうです。