神宮の空青く球音響く五月

出演した「週刊ブックレビュー」放送日。ぼくは見ないけど。深夜12時にも再放送があります。
昨日は、4時半に信濃町駅改札集合、神宮球場「ヤクルト・阪神」戦観戦を目指して行動。ラストとなる「ビッグボックス」古本市を覗き、神保町に流れ、コミガレ、タテキン、即売会を巡る。ちょちょいと買いました。
お茶の水駅へ向う途中、石神井・内堀さんとばったり、言葉を交わす。別れて、10数歩行ったところで、「あ、しまった!」。つまり、これから阪神戦を観にいくのに、阪神狂の内堀さんに、そのこと言わなかった。それで、しまったなあ、と思ったわけだ。
昨年夏、東京ドームで巨人・阪神戦を観た、ほぼ同じメンバーで神宮へ。ぼくは神宮へ行くのも初めて。人から誘わなければ、自分で切符を取ったりしない男なのだ。だめだねえ。
席は左翼外野の指定席の前から2列目、いい席だよ。まだ空は明るく、阪神の打撃練習を、「犀」お千代さんからもらった発泡酒と、野球選手カードの入ったポテチをいただきながら観る。外野席に球が飛び込むたびに、その前に係員が大きく笛を吹く。注意せよ、ってことだ。そんなことが行われているなんて、知らなかった。そのあと、ヤクルトの選手が守備位置でキャッチボールを始めたが、ラミネスがいい奴で、しきりに阪神ファンに愛想をふりまく。最後、ポケットに入れていた手袋をスタンドへ放り込んでいた。ああ、そうか、これがつまり野球場での観戦ってことなんだ、と思う。
試合は3対2で勝ちました。そりゃ、ぼくが観てるんだから、勝つんです、ということに、なっている。応援は耐え難くうるさかったけどね。ヤクルトの攻撃になると、ほっとするほど。禁煙席みたいに、鳴りものなし、歌なしの応援席みたいなのを作ってくれればいいんだけど。まあ、勝ったんだからいいか。
S社を退社したばかりのオカベくん行きつけの新宿の飲み屋へ移動して、打上げ。隣りの席に若者が陣取っていたが、3、4人が携帯電話に、店のコンセント使って充電していた。なんか、自分に充電しているかんじだったな。
青柳いづみこさんから『ピアニストは指先で考える』中央公論新社樽見博さんから『三度のメシより古本!』平凡社新書が届く。
あ、お千代さんの話では、魚雷くんの『古本暮し』が早々と増刷が決まったそうだ。当然だよね。しかも、晶文社としては異例の、増刷部数だという。よかったな、魚雷くん。京都でイベントもするみたいだし。