歯車が回り出した

6日、雨。連休最終日だが、この連休、何がなんだかわからぬまま「沿線の小駅を黙殺」するように過ぎていった。澱んだ気分で、一日家にいる。にぎやかな外市へも、仙台から上京している前野さんの飲み会(コクテイル)にも顔を出せなかった。
今日は外へ出ていないので、家族で「バーミヤン」で夕食、のち立川栄「ブ」へ。連日、セールをやっていて、この日は予定表ではお楽しみとあったが、行くと、児童書、文庫が105円均一、単行本が500円のセール。くわあっ、と血圧が上がる。しまった、朝から行っとくべきだった。あまりにも遅いスタートながら、文庫27冊を買う。単行本では『尊魚堂主人 井伏さんを偲ぶ』筑摩書房を500円で。しかし、こんなに出遅れてよかったと思う。朝いちで、行ってたら、興奮しすぎて倒れていたかもしれないな。
夜、日本映画専門チャンネルで、去年話題になった「ALLWAYS 三丁目の夕日」を観る。ぼくはおもしろかったなあ。前評判と一部の批判から、ちょっと困った映画を想像していたが、この時代に育ったぼくにとっては、風景そのものが懐かしい。昭和30年代はあんなにきれいじゃない、という批判があったが、汚くするリアルさをこの映画は最初から求めていない。あくまで憧憬なのだ。だから、いいんだ。
このところ、「ブ」で坂田信弘・作 中原裕・画『奈緒子』を105円で見つけては買って、読み続けていて、17巻まで来た。これほど先を読みたいと思う漫画はひさしぶりなり。急がず、105円で見つけていくつもり。
月曜日、連休明け、メール、ファクスが次々と。歯車が回り出した。