夕風は涼し

暑い一日。お日さんが、かーっ! 神保町へ。お茶の水駅へ滑りこむ少し前、V字に切り込んだ渓谷のような傾斜の緑が美しい。彷書月刊編集部に立寄り、『読書の腕前』プレゼント当選者の名前を入れる。ひと足早く、最新号をもらう。「絵葉書国人物誌」という特集なり。
サンデー毎日終え、神保町へ戻る。携帯に電話あり。三省堂のkくんから、またサインを所望される。15冊する。今日はサイングッズ(似顔絵見本手帖と色鉛筆と挟み込み紙)を持ってきてない。タテキンで買った、音楽の手帖『ビートルズ』を見て、ジョン・レノン、ポールを描く。吉田拓郎も写真があったので描く。タテキンでは、ほかに現代詩手帖の「プレヴェール特集」を。
夕方、晶文社へ立寄り、打ち合わせ。まだ本決まりではないが、ひょっとしたら、いい話になるかもしれない。楽しみ、楽しみ。日が落ちると、あれほど暑かった空気がひんやりとしてきた。いい気持ち。国立「ブ」でもちょいと買う。沢田としき画集が250円。ほか105円で、さ・え・ら書房の児童書『原子力への道を開いた人々』は裸本だが、挿絵が真鍋博。オースターの『シティ・オブ・グラス』を漫画化したの。文庫で、滝田ゆう泥鰌庵閑話(下)』ちくま、キャロル/吉田健一訳『不思議の国のアリス』河出、トーベ・ヤンソン『誠実な詐欺師』ちくま、など。
帰宅したら、北條くんから、『ヴェンダースバンケット』が届いていた。これ、欲しかったの。でも、なかったの。けっこう探したんだけど。だからうれしい。北條くん、ナイス・タイミングです。ありがとう!
「日経」のゲラが届く。一年間続いた連載が今回で終り。最後は深夜放送本について書く。
あ、そうそう。神保町ではほかに日本特価書籍で、いまゾッキで出回っている『東京下町100年のアーカイブス』を1350円で。長島書店店頭均一で、カッパ・コミックスの月刊雑誌『鉄腕アトム』シリーズを300円パーで3冊買う。