あれこれ京都で済ませ、本日夕、帰還。メールを開くと、バラバラ、と出てくる。
光文社のNさんから、「知恵の森文庫『読書の腕前』の重版決まりましたので、お知らせいたします。5刷、2,000部の重版で、累計17,000部になりました。今回も誠にありがとうございました!」との連絡が。これはもう、帯を書いてくれた「又吉くん」効果ならん。税金を払うのに、各所古本販売で振り込まれた貯金を解約したり、大変だったので、非常にありがたい。
11日、徳正寺。スムースの現存メンバー7人がひさびさに集まる。背に、厳かな仏をいただきながら、横並びに七人でトーク。客席は満席(60名以上)。思ったより、たくさんの人が来てくれてありがった。書肆紅屋、晩鮭亭、Iくん、「ぶらじる」竹内くんなど、東京からの遠征組もいる。涙が出るほどうれしい。「ビッグイシュー」の担当者・Hさんもわざわざ来てくれた。
魚雷くんが、ぼくと林さんが出演した「エッジ」というドキュメント番組に出演するため、東京から撮影のクルーが張り付いている。司会の役目として、いかに魚雷くんに話をふるかを意識して進行する。やっぱり、このメンバーで話ができたというのが非常にうれしい。時間を睨みながら、いろんな話題に触れられるように、苦心したつもりだが、うまくいっただろうか。
前日は、ホテルを取り、一泊して、五条楽園探訪、そして「膳所」「大津」と古本屋探訪。これは「古通」に書くつもり。
スムーストークを無事終え、料理屋で二次会。隣りに坐った、もと講談社の編集者Hくんは、庄野家とも関わりのあった人。そんな話をする。中尾さんから、天6のライブ古書店「ワイルド・バンチ」の店主Sさんが亡くなったことを知らされる。そういう話、さいきん多いなあ。
三次会は、弟がオーナーの「ディラン・セカンド」へ。けっこう客が入っている。徳正寺でも忘れ、二次会でも忘れた、白いシャツを魚雷くんが届けてくれて、のち扉野くんも合流。一本ボトルを入れて、日付が変わるまで「スムース」の今後など話す。その夜は、マンションに移転した善行邸で宿泊。長男Sくんとも久しぶり。
翌朝、善行といっしょに「善行堂」まで歩く。元田中の地元食堂「天狗」でちょっと早い昼飯。鍋焼きうどんを食べたが、すこぶる美味。善行曰く、昼時は満席で、行列ができる店らしい。知らなかったが、ガイドブックには紹介されない名店なり。