今日はもう23日か。また月がすっ飛んでいく。何かし忘れていることはないか。
朝、早起きして「サンデー」の原稿を書く。「イチオシ」はやっぱり、山田稔『天野さんの傘』編集工房ノアだ。いろいろ書いているうち、林哲夫さんの装幀に言及するスペースがなくなった。
続いて、「日刊ゲンダイ」からの単発の依頼、読書日記を書く。ここでも『天野さんの傘』を。
ずっと図書館から借りっ放しだった本が見つかり、ようやく返却。これでまた、心置きなく、図書館が利用できる。関川夏央『文学は、たとえばこう読む』岩波書店を借り、持ち歩き、読む。関川の文章を読むと、そのあと自分で書く文章がそんなふうになってしまうので、ブレーキをかける。
ギンレイともごぶさた。今日、何とか一本、見られるか。
午後、ギンレイでティム・バートンビッグ・アイズ」を観る。http://bigeyes.gaga.ne.jp/
少し電車が遅れて、開始時間にまにあわず、いちばん前の席で観るが、がめんが近過ぎる。映画は実際にあった話をもとに、というのだが、それ以上のものを感じさせなかった。
「サンデー」で本選びをしていると、本誌の企画の相談を、某編集者から受ける。やりたい、やりたい。こういうこともあるんだな。まだ発表の段階ではないが、光文社の企画もどうやら通ったみたい。ありがたいことだ。帰り「ささま」で滞留。岩波の「近代日本文化論7」の『大衆文化とマスメディア』の巻を、表の300+税棚から買う。『都市文化』の巻はすでに所持。目次を見ると「小市民映画」「遊園地」「探偵小説」「広告」「円本ブーム」「キングの時代」と興味津々の内容。吉村公三郎への川本三郎さんのインタビューもある。たっぷり中身が詰まっている。
そうそう、北條一浩さんの『わたしのブックストア』が、増補新編を加え、アスペクトから文庫化されました。又吉くんへのインタビューも収録。ぼくと古ツアさんとの対談もそのまま入っています。宇田「ウララ」智子さんも登場!