「古書の日」イベント

午前中、ブックジャパンの原稿残りを書いて送付。
すぐ支度して神保町「愛書会」。「あった、あった。」ネタに、『小説 巨人の星梶原一騎を買う。安岡章太郎『青い貝殻』ロマンブックスもあまり見たことがない。工作舎本で、飛行機野郎・栗原生死(これが本名だ)の『カナキンとプロペラ』、昭和59年少年サンデーブックス『めざせ! まんが家』も初めて見た。
サンデー毎日で仕事。終って、ひさしぶりに一階上にいる魚雷くんとお茶する。煙草いっぽんもらって吸ったがうまいなあ。いまだにうまい。娘が成人して家を出て行って、もう役目を終えたと思ったら、また吸い始めるかもしれない。
西武池袋線大泉学園「ポラン書房」へ。今夜、田村治芳さんの独演会があるのだ。石神井さん、月の輪さん始め、見知った顔があちこちに。客席の三分の二は知った顔だった。田村さんは食堂ガンにかかり、帯津病院で漢方薬治療を行っているのだが、声を聞くかぎり、まったく平常通り。喫茶「ぽえむ」店長から七月堂古書部の話、三十年前の古書界の話など楽しかった。
終って、澄ちゃん、糸織ちゃん、宮里くん、宮地くん、青柳さん、畠中さん、高橋千代ちゃんと、「村さ来」で飲む。帰りは、澄ちゃん、糸織ちゃんと秋津から新秋津まで歩き、武蔵野線で中央線合流。
帰宅したら、小池昌代さん編著『通勤電車でよむ詩集』NHK出版生活人新書、田中栞さんから『書肆ユリイカの本』青土社京阪神エルマガジン社から『東京から行くアートな町歩き。』が届いていた。いずれも、安易に紹介はできない。ちゃんと読んで、なんらかのかたちで、紹介に務めるつもり。
あ、ポランさんでは、フロクまんが、わちさんぺい『アンテナさん』を買う。テレビが買えなくて、見栄でアンテナだけ屋根に立てた一家の話。 


「海ねこ」さんブログに発表されたものをお借りして告知します。古本屋さんの業者市を疑似体験できる、じっさいに入札もできるイベントが開かれます。
ぼくは「ネビゲーター」ということですが、お笑いタレントのレポーターという感じでしょうか。じつは、ぼくがいちばん楽しみにしています。

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東京古書組合主催 「古書の日」イベント
《日本の古本屋博》
10月4日(日)〜11日(日)  
東京古書会館 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-22
Tel 03-3293-0161 E-mail info@kosho.or.jp

10月4日は「古書の日」です。これを記念して、各種イベントを開催します。
期間中、ぜひ東京古書会館へ!

�・体験古本市場
10月4日(日)  12:00〜14:00 (出品・入札参加希望の方は9:30〜16:00) BF1ホール

ナビゲーター・岡崎武志
大正から現在まで、さまざまな古本取引のスタイルを紹介するめずらしい機会です。
レトロな雰囲気あふれる、大正時代の古本オークションを再現するほか、現在のスタイルのオークションには、古本屋と一緒に出品や入札でご参加いただけます。
出品・入札とも先着200名。もちろん見学のみも大歓迎です。

古本市場のさまざまな入札スタイル
①椀伏せ 昭和初期まで行われていた「お椀」を使った入札。
②フリ 一般的なオークションの形に近い方法。フリ手の第一声に上値を乗せて競り上げていく。
③置き入札 展示の商品に添付された封筒へ名前と金額を記入した用紙を入れ、最高値をつけた業者が落札できる。
④回し入札 封筒の添付された商品を、着席した業者の前を順番に送って入札していく方法。主に和・唐本を対象に行われる。
今回は 「椀伏せ」「フリ市」「置き入札市」を体験していただきます。

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フリ市と入札市(チャリティー・オークション)にご参加いただけます。あなたのとっておきの本をお持ち下さい。
■体験古本市場参加要領■ 
【参加条件】 ①受付時(9:30〜10:30)と清算時(15:00〜16:00)に必ず会場に居られる方。
         ②身分証明書(運転免許証、健康保険証など)で本人確認が可能な方
【出品】  先着200名  受付=9:30〜10:30 古書会館1F駐車場
①1人1口のみ (1口は1冊〜20冊程度) とっておきの本をお持ち下さい。
      ②受付時に最低落札価格を設定していただきます。
      ③売上は清算時に現金決済。売上額の20%をチャリティー募金とさせていただきます。
      ④取引き不成立(古本屋用語で「ボー」といいます)の場合は、清算時にお持ち帰り。
      ⑤フリ市と入札市、どちらへ出品するかは実行委員の判断にお任せいただきます。
【入札】  先着200名  受付=9:30〜12:00 古書会館1Fロビー
      ①買上げ代金は、商品と引換えに清算時に現金決済。
(入札市の入札のみ参加登録が必要。フリ市は自由参加、その場で現金決済です。)
【その他】  書込、破れ等、状態に問題のある出品物は、必ず受付時に申請してく
       ださい。(申請が無い場合返品になる可能性があります。)
       返品は一切受付けられません。ご入札の際には現品の状態等を良くお確かめください。
       また、落札された商品については当日17:00までにご確認ください。
        (〆切以降の事故申請は一切受付けることが出来ません。)
お問合せは東京古書組合・広報課(tel 03-3293-0161)まで

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�・東京の古本屋展
10月4日(日)5日(月)  10:00〜18:00  BF1ホール
東京・古書・快感!地下ホールに2日間限りの古本屋街が出現。
和本から文学書、画集・写真集、漫画、浮世絵まで個性あふれる専門古書店が軒を連ねます。
  奈良時代から21世紀まで、本のことなら日本の古本屋におまかせください。

参加店
浅倉屋書店(和本)・かげろう文庫(写真・洋書)・玉英堂書店(近代肉筆)
芸林荘(寄席・落語)・虔十書林(映画)・徳尾書店(音楽書・漫画)
鳥海書房(動植物)・中野書店(近代文学)・西秋書店(国文学・児童書)
原書房(浮世絵)・古本海ねこ(絵本)・文行堂(江戸期肉筆)

*9月11日ごろ発行予定のフリーペーパーに、出品商品の一部を掲載してあります。ぜひご高覧ください。
フリーペーパーは、東京古書会館でも配布します(事前注文可)。

�・出久根達郎氏講演会 「古書の価値」 
直木賞作家・東京古書組合員
高円寺の古書店「芳雅堂書店」主人から直木賞作家となった氏が語る奥深い古書の世界。
入場無料 先着80名
10月4日(日) 14:00〜15:30 (開場13:30) 7F会場


�・「書肆ユリイカの本」展  『書肆ユリイカの本』〈発刊記念〉
10月4日(日)〜11日(日) 10:00〜18:00 2Fギャラリー 入場無料

田中栞が10年かけて蒐集してきた書肆ユリイカの本300冊を堂々展示!
戦後すぐの時代にあった詩書の出版社、書肆ユリイカは、伊達得夫がたった一人で本づくりをし、中村稔、飯島耕一ら数々の著名な詩人たちの処女詩集を世に送り出しました。その書物は、造本や意匠の美しさから、現代のブックデザインの観点からも注目を集めています。

特別トークショー 「書肆ユリイカの本・人・場所」  
書肆ユリイカの本が生まれた街・神保町。その社屋や詩人たちの姿を記憶する田村書店・奥平晃一氏が、初めて当時の証言をあかす。
入場無料 先着80名  10月5日(月) 18:30〜20:00  BF1ホール
出演:奥平晃一(田村書店)  田中栞 (紅梅堂) 郡淳一郎(元『ユリイカ』編集長)

田中栞豆本ワークショップ  要予約・参加費3,500円(材料費込)
10月9日(金)10日(土)11日(日) 各回2時間30分、同内容、1回で完成
お問合せ・ご予約は田中栞へ 電話045-431-1260 メールkoubaido@cam.hi-ho.ne.jp


�・古書検索サイト「日本の古本屋」体験コーナー  
10月4日(日)5日(月) 1Fロビー
この春リニューアル!より便利になった国内最強の古書データベースをご体験ください。