本棚組み立て、本を入れるなり

昨夜からいっしょにベッドにいたネコが、朝からじゃれついて、それで5時半ごろ起きる。しばらくかまっていて、めんどうになって、放っておいたら、どこかへ行ってしまった。それでまた眠る。つぎに起きたら9時。なんか、また古本の夢をみていたような。
今日は、昨日買った本棚を組み立て、床に積んであった本を入れる。タテ180、奥行き30、幅80センチある本棚で相当量入る。それでも、床に積んだ本の半分も入らなかったな。三分の一か。とはいいながら、本棚に本を並べるのは楽しい。あとで、妻が地下へ降りてきて、なんやら言って溜め息ついてたけど無視、無視。こんな男と結婚したのが間違っていたのだ。
あちこちから掲載誌、ゲラなどが舞い込み、あれこれ処理する。「読書人」からひさびさに依頼があり、文庫特集で平凡社ライブラリーから5冊ほど選んで推薦することに。原稿料、税込みで一枚1300円は安いなあ。もちろん、やるけど。専門分野だから。三枚書いて、税抜きで3500円くらいか。こんなこと言うのやらしいけど、新聞だと、10倍くらいくれるのだ。下手すると15倍。こんなに差があるっていう業界、ほかにあるのかね。まあ、ずいぶんタダの仕事もしているわけだが。ナンダロウくん、やっぱ、フリーは大変だよ。
川崎賢子『読む女書く女』白水社を読んでいると、基本的に書評集で、まああんまりおもしろくないのだが、「長谷川玉江さんという人」に注目。長谷川玉江は函館新聞社主だった長谷川淑夫の娘。つまり、長谷川海太郎、四郎の妹だ。新聞記者になりたがったがかなわず、朝日新聞の独身寮の寮母を定年まで務める。多くの新聞記者を陰で支えたということになる。川崎は『彼等の昭和』という長谷川一家の本を書くとき、彼女に取材している。「台所でじゃがいもの皮をむきながらエリック・サティをくちずさんで、沈みがちな想いをふるいたたせる」という人だった。なんか、いいな。
夜は日テレで「スターウォーズ エピソード2」を見る。なんか、変なの。こんなんでいいの。まあ、映画館の大画面で観ると、それなりに違うのか。