11月に入った

okatake2007-11-01

なんか、いろんなこと、行き詰まっとるなあ、という今日この頃です。
10月31日はサンデー毎日。神保町「古本まつり」を覗く。ワゴンで2冊、コミガレで6冊。『森敦のおかっぱ愛情学』21世紀ブックスは、ラジオの悩み相談を活字化。かなりの珍品。ちょうど人生相談本のコラムを書いているのでいいかな、と思ったが、あとで編集者に聞いたら、森先生、まだご存命とのこと。亡くなった人限定で選んでいるので、これは失礼しました。
夕方、彷徨舎へ。編集部に小さなネコがいた。抱き上げると膝で眠ってしまった。「彷書月刊」プレゼント用に、『古本病のかかり方』3冊にサイン。都営三田線巣鴨へ。ちくまの青木さんと、漫画評論の中野晴行さんと、一緒に飲もうということになる。「ちくま」連載の単行本化の打ち合わせも。来春3月ぐらいをめどに。中野さん、漫画はもちろん、オーディオ(真空管アンプ)、フォーク(かつて新聞連載で、多くのフォーク歌手に取材)にくわしい。初めて入った寿司屋で食い、飲み、3人で夜の荒川線に乗る。なんともいい感じ。その前、少し商店街を歩いたが、やる気のない古本屋と、閉まっている古本屋を青木さんから教えられる。なんか、厳しいなあ。
今日は忘れていた締め切りと、覚えていた締め切りのほか、「文藝春秋特別版」の作家人生相談のコラム5本、の残りと追加を書く。家内のパソコンが不調で、画像が送れない。自分のパソコンで送れるようにしなければならないのだが。
あれこれ消耗激しく、沈没す。
DVD「未知との遭遇 特別版」2枚組の、メイキングの方を見たがおもしろかった。リチャード・ドレイファスがやった主人公は、最初、スティーブ・マクィーンの予定だった。スピルバーグは出演交渉のため会いにいく。場所はバー。スピルバーグは下戸なのだ。マクィーンは男たちの喧嘩を止めたり、映画の登場人物そのもの。シナリオを読んで、断ったのだが、その理由が「私は泣けない」から。家族を前に泣くシーンがあるのだ。スピルバーグは「それでは、シナリオを書き換えます」と言う。マクィーンは「いや、あれはいいシーンだ。私は映画のために降りる」と答えた。かっこいいなあ。
送れない画像の本を、上に挙げておきます。では、では。