つねにイエスマン

okatake2007-11-09

一日仕事。月2度の、集中を要するヘビィな原稿をなんとか午前中にあげる。昼はカレーうどんとたこ焼きという大阪的な食で済ませ、「ビッグイシュー」は上原隆さん『雨にぬれても』(幻冬舎アウトロー文庫)を取り上げる。上原さんには会ったばかりなので、再読ながら印象が違う。やっぱりいいや。続いて光文社「本が好き」、今年の一冊には『佐藤泰志作品集』を力を入れて推薦する。たまったゲラをバラバラと返していると、サンデー毎日から急遽、仕事が入る。日曜に本を読み、月曜取材し、その日のうちに原稿を挙げるというすごい仕事だが、サンデー毎日はフリーでうろちょろしていた僕を救ってくれ、ずっと支えてくれた媒体なので、つねにイエスマンである。
忘れてたけど、吉行淳之介『悪友のすすめ』(角川文庫)は、『スラプスティック式交遊記』の文庫化で、単行本、文庫とも4、5回は読んでいるが、水曜日、電車で移動しながらまた読了してしまった。だって、おもしろいんだから、やめられない。KKベストセラーズ社長の岩瀬順三を書いた「怪物か水虫か」なんて、何度も読んでいるのに、今回、やっぱり感心してしまった。この本はネタの宝庫なので、これ以上書かない。秘密。
夕方、家族で車でジョイフルホンダへ。郊外型大型量販店。ここ、文具売り場がすごいの。また、万年筆、買っちゃった。安いのを。西洋骨董を売ってる店もあり、ここもうろつくのが楽しみ。今日は発作的に、クマの虫眼鏡を買ってしまう。1700円+税ぐらいかな。
高校同窓会、出席予定名簿が届く。44名中、27名出席。うち、住所不明が10人ぐらいいるから、すごい出席率。驚いた。幹事の努力に敬服する。
「ブ」で、何冊でも欲しい河盛好蔵『藤村のパリ』新潮文庫菊池寛藤十郎の恋・恩讐の彼方に新潮文庫を。西の山本善行の大暴れに比べたら、おとなしいもんだ。菊池寛は、こないだうちから、母親が、菊池寛が読みたい、菊池寛が読みたい、というので拾っておく。
連載が終わった週刊ダイヤモンドから、書影撮影用に送った文庫カバーがまとめて戻ってくる。いちおう、コピーを取って、それを裸の文庫に巻いているのをはがして、つけかえる。この作業が好きなんだなあ。お帰り、柴田宵曲『明治風物誌』ちくま学芸文庫カバーよ。
今日はこれにて打ち止め。