某所で、シングル盤を聴く会を工作舎の石原氏とずっとやっているのだが、無事、盛況のうち、昨日終えた。終わったその場で宴会。石原くんが蒐集しているシングル盤コレクションは、前に聞いたとき500枚と言っていたが、いまはもっと多いだろう。蒐集すると筋や系統が見えてきて、独自の分類をするようになる。昨日も「果実系エロ」「姉妹もの」など、奇抜なジャンルによるくくりで、聞いたこともないシングル盤がかかる。それを聞いて、ぼくは混ぜっ返したり、感想を言ったりする。まあ、音楽漫才のようなものだ。
夜10時くらいに終え、同じ中央線族のぼく、石原、散歩堂、ほくろ堂の4人でジャズバーに入って締める。
昨日は西部古書会館「杉並」展へ。いろいろ買ったうちに、無名人の肉筆日記があり、およそ30年かけて断続的に書きついだもの。しかも全体の5分の1も埋まっていない。あきらめが悪いというか、気が長いというか。こういうのも珍しい。最近店を閉めた「なぎさ書房」(横浜)の品が値札付きで流れた、ニューヨーカーの合本を一冊買う。背などボロボロだが、イラストや広告など切り抜いてコラージュに使える。