月のひつじ

24日は一日仕事。といっても、ダラダラしながら、だが。
月のひつじ」を見た。細かいこと、ほとんど忘れていたなあ。オーストラリアの小さな町の唯一の自慢が、巨大パラボラアンテナを持つ天文台。そこで勤務するサム・ニールの所長はじめ三名の男たち。そこに、NASAの職員が加わる。そのことの軋轢。
ちょっとおかしな町の住人たちを、コミカルにスケッチしながら、いよいよアポロ11号の月面着陸を、急きょ、この町のパラボラアンテナが受信することになったその興奮。直前の停電によりコンピュータデータが消え、手動でアポロを追わなくてはならなくなったアクシデント。
林哲夫さんのブログの昨日分に、林メモの列記があり、そんなかに「dish パラボラアンテナのこと」とあった。「月のひつじ」の原題は「The dish」。まさにどんぴしゃだ。
1969年、全世界がかたずをのんで注視した月面着陸のテレビ中継は、当時12歳だったぼくも見た。テレビという無骨な箱が、あれほど神々しく光り輝くことは、もうないだろう。
明日のTBSは、村上春樹訳『ロング・グッドバイ』を紹介。今日はサン毎を終えてから「ちくま」取材のため、目白「ポポタム」を目指す。これが9軒目。あと3つで連載も終り、すみやかに単行本化される予定。『古本病のかかり方』のちくま文庫化も予定に入っている。
これでもう3年目になる、学習院生涯学習センターの講座(読書と古本)も募集中です。5月19日(土)から隔週土曜日、で3回。御興味ある方は、学習院生涯学習センターのHPにアクセス、問い合わせてみてください。あいも変わらぬ話になりますが。