2007-01-01から1年間の記事一覧

パソコン買って貯金ゼロ

5日に、パソコンを買い替え、工作シャの石原さんと佐藤さんにきてもらい、設定してもらったのはよかったが、まったく、あたらしい機械を前に、たじろぎ、絶望し、途方にくれるのみの日々を送っている。 前の機種は0s9・0という古い機種で、しかも、キー…

トークライブ告知

告知 高円寺「古本酒場コクテイル」でひさびさにトークライブです。 10月16日(火)7時開場 7時30分開演 「古本診療室 『古本病のかかり方』文庫化記念」 ゲスト 石丸澄子さん(装幀) 荻原魚雷さん(解説) チャージ1000円 予約は古本酒場コク…

古本病のかかり方 見本!

午後、竹橋で、ちくま文庫『古本病のかかり方』見本を受取る。店頭に並ぶのは10日予定。今日はそのことに尽きる。これはいくつになっても、何冊本を出しても、フレッシュで子どものようにうれしいのなり。帰りの電車の中で拾い読む。8年前の文章(書いた…

時にはいっしょに

ヒメジョオンに埋もれてくちづけをした 土手と空のあいだを風が渡った 哀しいほど紅く 川面はゆれていたの 越していった日から 顔も忘れた (「ハルジョオン ヒメジョオン」松任谷由実)昨晩、寝床で山田太一「時にはいっしょに」を読む。1986年フジテレ…

私たち家族だけの十月

オールも持たず漂いながら やさしい人に手紙を書きたい 心も文字も少し揺れてる グレイの影と私だけの十月 (「さざ波」荒井由実)軽井沢から帰ったら10月になっていた。家族で一泊で、車で軽井沢へ。今日は都民の日で娘の学校もお休み。というわけで、泊…

「ちくま」ラスト

年老いたシェパードが遠くへ行く日 細いむくろを風がふるわす 人はなくしたものを胸に 美しく刻めるから (「何もなかったように」松任谷由実) 「ちくま」最終回(14回)、山猫館、水野真由美さんをやっと脱稿。父と娘の話にしぼった書き方になった。そう…

植草甚一 マイ・フェヴァリット・シングス

五反田初日なれど、夕方5時から世田谷文学館で「植草甚一 マイ・フェヴァリット・シングス展」の内覧会があるので、まさか朝から行くわけにはいかない。「ちくま」最終回を半分ほど書く。山猫館の水野さん、話題多すぎて、まともに書いたら50枚以上になり…

『世界の喜劇人』新潮文庫を北條くんにプレゼン

仕事積み残し、2時間ほど寝て、朝TBS。田家秀樹『小説吉田拓郎』を紹介。ハイヤーで早稲田へ移動。これが8時50分のこと。穴八幡の青空古本市までまだ1時間ほど間がある。「シャノアール」へ入って、本でも読むべ(漱石『明暗』を読んでおります)と…

ブルースハープをもらった日

阪神沈没。今年はまさか一位になるとは思わなかったが、まさかここへ来て6連敗するとも思わなかった。今日もさっきテレビをつけたら4対0で負けてる。あちゃあ。おかげでぼくの気持ちも沈没しっぱなし。だから原稿が書けないのだ(さあ、ここでいっせいに…

蜂飼耳「隠す葉」で半分隠す函は菊地信義

恋は短い夢のようなものだけど 女心は夢を見るのが好きなの 夢のくちづけ 夢の涙 喜びも悲しみもみんな夢の中 (「みんな夢の中」浜口庫之助)「スクリプタ」「彷書月刊」最新号が届きました。前者では内堀弘さんがやっぱり読ませます。後者「特集 本の虫」…

「だいこんの会」告知

北條くんより告知が出ました。「だいこんの会」です。けっして怪しい会じゃないです。編集者、ライター、古本屋さん、一般の善良な方々がただ集って、わいわいと飲む楽しい会です。いちおう「buku」完成に合わせてやってますの。独身男性が不足していますの…

消えた一日

せっかく、吉祥寺「ボア」へ行った報告など、たっぷり書いたのに、スクリプト・エラーで消えてしまった。書き直す元気なんて、ないよ。 では、では。

ひとりごとです 気に止めないで

ひとり言です 気に止めないで 時にはこんなに思うけど 明日になるといつものように 心を閉ざしている僕さ (「どうしてこんなに悲しいんだろう」よしだたくろう)高円寺即売会へ寄り、そのあと曳舟へ。彷書月刊の取材で、鳩の街を歩いて来ました。カフェ&古…

山本周五郎を読み聞かせ

無口な人は 夏の日のはかなさを うまく言えずに バスの窓おろす (「9月には帰らない」松任谷由実)朝、娘の教室で、読みきかせをしてくる。いつもはお母さんがする。お父さんは初めてらしい。山本周五郎「かあちゃん」を3分の1ぐらい、圧縮して読む。ち…

山猫館・水野さんの火の玉人生

戦い続ける人の心を 誰もがわかってるなら 戦い続ける人の心は あんなには燃えないだろう (「イメージの詩」よしだたくろう) 昨日、午前。半日遅れで「中央公論」の原稿をどしんと押し込み、午後、前橋へ。 「ちくま」連載、いよいよラスト。山猫館の水野…

上野公園「東京都美術館講堂」にて

昨日誰かの子守唄聞いていた 女の子も恋の夢を見るの 昨日泣いてたあの子も母親になって いつか子守唄を歌う (「涙は明日に」北山修) 昨晩、家族で中華を食べにいき(「バーミヤン」ですが)、帰って、9時には寝てしまう。それで今朝、5時に起きたら、ま…

しかし打てないねえ

人待ち顔の街角は 行くあてなしの君の夏 のぞいた僕は気まぐれな風さ 緑の夏をパラソルさして (「パラソルさして」西岡恭蔵) ほぼ一日仕事。神保町ガイドのジャズ喫茶の原稿、約10枚。村上春樹の夫人、陽子さんが「響」でウェイトレスをやっていたのはか…

あ、3本だ。追加、告知

追加告知だ。おもしろそう。ハルミンさん、襖絵とか描くんだってさ。 最初、鶴川の古民家っていうから、白洲邸かと思ったよ。………………………………………………………………………………………………… 浅生ハルミンのイラスト挿絵展『人と動物』 鈴木工務店の本『温故知新の家づくり』の挿絵…

後藤明生文庫1000円ショック!

野に咲く花がきみの胸元を 飛び散らぬうち風吹き閉じよ サヨナラの果てまだ見ぬ先へ そこにたたずむ空をめざして (「今はいつ」加藤千晶) 昨晩、酔っぱらって、五反田「ブ」で買ったスピルバーグ「宇宙戦争」を見る。酔っぱらっててよかったよ。なんちゅう…

小説吉田拓郎

海に浮かんだタンカーのオイルの匂いを 確かめて港まで追っかけた いつだって退屈だなんて言うくせに 春の煙は待ちきれなくて (「ライジングサン」加藤千晶) 6時起き。昨日、酒かっくらってできなかった仕事、一つ片付ける。阪神ボロ負け。8時に階上へあ…

姿りりしく風にゆられて

塵にうずもれて眠りましょう 軒にツバメも来るでしょう 土手に咲く花や木が 姿りりしく風にゆられて (「星の上の道のうえ」加藤千晶) ちくま文庫、再校ゲラ、ぎりぎりまでチェック。校正者が落語と古本にめちゃくちゃ詳しい人だ、とのこと。ずいぶん助かっ…

誰の心も

月曜日と雨の日は 誰の心も悲しくなる (「雨の日と月曜日は」カーペンターズ) 一日、仕事。月2回の社説をまとめる大仕事と、「荷風」から依頼された神保町の原稿。ちくま文庫『古本病のかかり方』の再校ゲラの校正鉛筆チェック。あれこれ。魚雷くんの解説…

ばんざーい、ばんざーい

はははははっははははっっははっははっははははっははははっははははっははははっははははははっはは阪神、またかかかかかかかかかかかかかかか勝った。10連勝! 見てしまいますがな、試合を。あかんのか、あかんのか。わかってる、わかってるよ。わかって…

村上春樹の味がするミステリ

ぼくの四畳半のアパートにも 朝日が昇ってくる 雨の続くいやなこの町も いつの日か晴れるさ 気楽に生きようぜ (「気楽に生きよう」詩・北山修/歌・堺正章) 台風一過。重い雨と重い空気が去る。ビニール傘の残骸だけ残して。 昨日、原稿を押し込んで、最終…

デザインいじったらひと苦労

時々はデパートで 孤独な人のふりをして 満ち足りた人々の 思い上がりを眺めてる (「長い坂の絵のフレーム」井上陽水) ううむ、一日がかりで「彷書月刊」、「PHPカラット」の本ガイド5本の原稿を書く。どっちも苦労しちまった(あたりまえやろ、苦労せ…

夜、千駄木

それからそれから花に埋もれた公園で 目と目でサヨナラ言ったのさ 粋な別れにくちづけを 恋は恋は悲しいできごと (「粋なうわさ」橋本淳/ヒデとロザンナ) 湿気を含む重たい雨がやってきた。秋。 昨日はビッグイシュー、イレギュラーの聴覚、視覚を刺戟す…

寺島靖国さん、オーディオ、すんげえ

私に生まれたこと 感謝できれば あなたはいつだって抱きしめてくれるのね どんなふうに扉は開くのだろう どんなふうに夜は終ってゆくのだろう (「ただ泣きたくなるの」国分友里恵) 深夜3時半ごろ電話が鳴り、それであと、目覚めてしまう。急行の指定を取…

雲よ風よ空よ

たえず流れてゆく おまえたちにも 心なんてものが あるんだろうか 雲よ風よ空よ (「雲よ風よ空よ」ヒロコ・ムトー) 忘れていましたが、T・ハリス『ハンニバル・ライジング』(上)を読み終え、それはやっぱりおもしろかった。映画はまだなんですが。噛み…

外市から、うらたじゅんさん個展

忘れたい忘れないあなたの笑顔 思い出に目をふせて 夏から秋への不思議な旅です (「風立ちぬ」松本隆) 往来座「外市」へ。11時すぎに行ったらすでに一杯ひとが。外市も定着してきた証拠なり。ぼくは、島村利正『清流譜』(中央公論社)500円を買えた…

新宿放浪記

夢はいつでもぬけがらなので 夕焼けの美しいときはいつも寂しいだろう 子どもよ 君は失った夢のあとに ふと生まれた夢のように (「子供に」岡本おさみ)TBS終えて、12時に末広亭で家族と待ち合わせしているため3時間ほど時間がある。午前中は古本屋も…