時にはいっしょに

ヒメジョオンに埋もれてくちづけをした
土手と空のあいだを風が渡った
哀しいほど紅く 川面はゆれていたの
越していった日から 顔も忘れた
(「ハルジョオン ヒメジョオン松任谷由実

昨晩、寝床で山田太一「時にはいっしょに」を読む。1986年フジテレビ。細川俊之伊東ゆかりの両親が離婚、南野陽子角田英介姉弟も、それぞれ別々に。ぼくはこのドラマ見てた。そうか、あれが永瀬正敏だったのか。
原稿書きのほか、あれこれ雑用多し。しばしば中断。どうにか北海道新聞の書評、角田光代『予定日はジミー・ペイジ』を書く。この小説は傑作といっていい。角田さん、次々と本が出ているが、調子を落とさず、よくクオリティを保って仕事をしている。えらいなあ。
ミーツ・リージョナル」「ビッグ・イシュー」など、夏にやった読書特集の記事がどんどん掲載誌となって送られてくる。届いて初めて、そうか、これやったなあと思う。まるで夢のよう。
柴田よしき『ア・ソング・フォー・ユー実業之日本社、送られて来る。無認可保育園園長兼私立探偵の花咲慎一郎シリーズ。
「秋も一箱古本市」のマニュアル一式も届きました。ぼくは「アートスペース・ゲント」さんに出店しています。午後、1時30分から二時間ほど留守しますが、よかったらお声がけください。新刊、ちくま文庫『古本病のかかり方』も持っていくつもり。
巨人リーグ優勝の報をうっかり見てしまう。以後、この話題を避けるため、あとはテレビを見ないようにしよう。
あ、いよいよ『佐藤泰志作品集』(クレイン)が出ますよ。来週火曜日、吉祥寺で、クレインの文さんから見本を受取る予定。定価も抑えられて、3000円代になるとのことを他の人から聞いた。楽しみですね。