okatake2013-04-22

午前中、少しだけ本の整理。どこから手をつければよいやら、途方に暮れる。薄皮をはがすような作業。
旺文社文庫、わが神の一人、永島慎二『阿佐谷界隈 怪人ぐらいだあ』を手に、これはビニールカバーでくるんでおいた方がいいな、と思い、カバーをはずすと、袖の裏、つまり表2から著者の某者宛てのサインが現れた。カバー袖で完全に隠れていたのだ。これは儲け物。一緒にあった長新太『キャベツだより』も、ひょっとしてとめくったがここには何もない。
しかし、整理していると欲しい本、読みたい本がつぎつぎと出てくる。これが全部、一ヵ所、同じ古本屋に並んでいたら興奮するだろうな。自分が買った本だからあたりまえだが。
大阪から上京するとき、5000冊は処分して(末広書店さん)、戸田公園から高円寺へ引っ越すとき、また大量に処分している(小宮山書店さん)。その後、いまの住処になってからも二度、処分をし、古本市をし、軽く1万冊以上を処分してきたと思うが、それでもこの量だ。三回生まれ変わっても読み切れないぐらい、本がある。50半ばを過ぎ、しばし、黙考する。
朝日新聞」朝刊にマイルス・デイビスの記事。マイルスを聞きたくなる。ぼくは万博公園で、マイルスの生、聞いておるけんね。