okatake2013-06-20

さきほど、筑摩書房から連絡あり。『昭和三十年代の匂い』の増刷が決まった。発売から一カ月ちょっと、それでも、まあよくがんばった。担当のKくん始め、関係各位にお礼申し上げます。
連日、「サンデー」の読書と原稿で格闘。本漬けの日々なり。「いちおし」とまではいかないが、阿部真大『地方にこもる若者たち』朝日新書を興味深く読む。もう東京に憧れない若者たち。「イオンモール」症候群。
デイブ・ブルーベックがディズニー映画の曲を演奏したCDを聴く。じつに楽しい。春の風のごときポール・デズモンドのアルト。
『蔵書の苦しみ』光文社新書の再校ゲラが届く。写真が入って、いよいよ完成が近づいてきた。しかし、これは変な本ですよ。反・「段捨離」(いま、「だんしゃり」と打つつもりが「檀蜜」になっていた)というか。本を溜め過ぎた男のダメ人生、というか。教訓的な本ではあるようです。 
長山靖生さんの話が出てくるので、担当編集者Mさんが長山邸を訪ねてくれた。書庫の写真も掲載されるが、うちとは大違い。図書館みたいな書庫です。面識ないが、長山さんはお目にかかりたい一人。
ぼくの方も、来週、心待ちにしている取材訪問の一件がある。大阪にいた頃は想像もしていなかった。とうとう、その日が。