たまブックス・いとう

okatake2009-08-08

連日、家にいておとなしく仕事。「彷書月刊」は特別に倍ページもらい、新潟、米澤、福島の古本巡礼を書く。「ブックジャパン」には、読んだばかりの平田俊子『私の赤くて柔らかな部分』角川書店を。現代小説を読む、書評する、ことはぼくにとって大事な勉強で、これは意識してやっていこうと思っている。
土日も仕事の予定。下鴨へ参戦するために、前倒しであれこれと。
昨日、夕食後、家族でドライブ。「朝日」多摩版の8月3日付けに、「新刊書店内に新古書店 相乗効果で来客増狙う ブックスタマ福生店」という記事が掲載される。都内などに9店舗を展開するブックスタマという新刊書店の福生店に、ブックセンターいとうをテナントとして入居させた、というのだ。店内の総売り場面積役760平米のうち、330平米を「いとう」。これは行ってみなくちゃと、家族で雨のなか出かけた。
この日福生は旧暦の七夕まつりで、あちこちに警官が立っている。しかし、福生でにぎやかなのは駅周辺だけで、少し過ぎると人影もなくなる。車で移動する町だ。すぐに「いとう」の黄色い看板が見えて、駐車場に車を入れても、そこで見えるのは「いとう」の表示だけ。なんだか、むしろ「いとう」のなかに「ブックスタマ」が同居している感じだ。
明るく広い入口をくぐり、すぐ脇に、出入り口があるが、あれは何というのか、万引防止のセンサーが両側に立つ。ばかでかい倉庫のような「いとう」を見慣れているから、この330平米は狭く見える。客の姿はちらほら。特徴は「100円」本をプロパーと同量置いていることで、ここからけっこう拾えます。100円単行本棚から、高平哲郎『アチャラカ』、田中小実昌『サンチャゴふらふら』を。文庫も数冊。しかし、わざわざそのためにまた出向くかと言われたら、ちょっとなあ。マンガは、ほかの「いとう」のようにビニールパックしていないので、立ち読みにはいいだろう。
ちょっと消化不良で、青梅「ブ」まで足を伸ばす。すぐ近くに福生「ブ」もあるのだが、線路をまたいで反対側で、行きにくいと運転する妻がいうのだ。青梅「ブ」でも糸井・村上『夢で会いましょう』を一冊買っただけ。ジャズCDを3枚。カーメン・マクレーのライブ、サラ・ヴォーン、益田幹夫「黒水仙」。