「お祭りマンボ」で、さあさあさあ地震だ!

okatake2009-08-09

8月8日の世田谷文学観「堀内誠一」展、スズキコージ土井章史両氏のトーク、行きたかったんだが、行かれなかった。
しょぼしょぼと生きております。10日、青春18で京都行きを決め、2回か3回分だけ残ったのをチケットショップに求めて立川まで自転車。神保町靖国通り沿いのチケットショップには、そういう残ったのを割引して売っているのだ。検索をかけ、フロム中武というやさぐれたデパートに入っているのを確認し、向う。しかし、そのチケットショップ、なんだか子汚くて、チケットの種類も少ない。あきらめて、駅の券売機で購入。帰りは新幹線。これも指定を取る。あとは行くだけ。今晩はこのまま寝ずに、早朝に出て、八王子から横浜線で町田、そこから小田急の急行で小田原と中抜きをして、あとは東海道線をひたすら乗り継ぎ、9時間で到着予定。車中で読む本が欲しくて、立川「ブ」でロバート・B・パーカー『チャンス』、藤沢周平蝉しぐれ』、沢木耕太郎『勉強はそれからだ』と文庫三冊。沢木は、「ビッグイシュー』に『バーボン・ストリート』を紹介し、ちょっと読みたくなった。その他ちょこちょこ。
ずっと家にいて、しょぼしょぼ仕事をしていたので、人ごみに出ると、血が騒ぐ。
そのまま、国立まで自転車を走らせ、駅前へ止める。いつもは監視員がいて、下手すると、撤去されてしまうが、日曜はいない。昨日からどうしても「とんかつが食いたいモード」に入り、「大戸屋」でとんかつ定食。ぼくは、ここのとんかつ、いけると思う。
6時からジャズバー「ノー・トランクス」で、華乃家ケイ&渋谷毅ライブを聴く。二人のアルバム「たそがれの夢」のライナーノーツを書いている岩田和彦くんに誘われたのだ。星影の小径、港の見える丘、胸の振り子、花の素顔など、昭和歌謡の名曲を歌う。伴奏は歌伴の名手、渋谷毅。ケイさんは、よく伸びる素直な声で、ビブラートやこぶしをまわしたりせず、歌詞を大事にして歌う。それが渋谷さんのピアノがジャズっぽくバックに流れると、非常に新鮮に聞こえる。初めて歌う歌を「新曲です」と言っていたが、たしかに戦中の歌が新しく聞こえるのだった。息子さんという青年が、二部からアコーディオンで参加。「お祭りマンボ」のところで、店が大きく揺れる。しかもかなり大きく、長い揺れだ。ケイさんが、すぐさま「地震だ」と歌詞を変えて、しかしそのまま最後まで歌った。
ライブが終り、岩田くんとすぐ近くのジャズバー「韻」に流れて、また話しながら飲む。ジャズだけでなく、大衆芸能にもくわしい(ときどき公演のプロデュースもする)から、いろんな話ができるんだ。